独学初心者さんに読んでほしい【宅建合格ロードマップ】
宅建試験は、独学でも合格可能な試験です。
しかし、勉強の取り組み方やコツ次第で実力に大きな差がでます。
この記事では、4回の不合格を経験した私が「最初からこうしていれば受かってた」と思う勉強法をご紹介。
過去の自分に教えるつもりで、このとおりにやれば大丈夫!といった再現性の高い内容にまとめました。
この勉強法が確立してからは、賃貸不動産経営管理士やFP2級試験に1発合格しています!
初めて宅建を受験する人、受けたことがあるけど惨敗だった人に役立つ内容になっています。
ぜひ参考にしてください!
大手不動産会社で社内営業成績1位を3年継続
学力皆無、地元でドベの高校卒
宅建試験4度の不合格を経て5度目の受験で合格
宅建試験1ヶ月前に第一子を出産
資格
宅地建物取引士|賃貸不動産経営管理士|2級ファイナンシャル・プランニング技能士
親が地主、オーナー会社共同経営
目次から読みたいところに飛べます
記事の途中でも画面右下
基本的な学習の手順
まず、勉強を始めてから合格するまでの大まかな流れを見てみましょう。
よくある勉強法に見えるけど?
大まかな流れは同じです。なぜならこれがセオリーだから!
合格者や講師陣の言うことは、実はほぼ同じ!それを、いかに忠実に実行できるかが大切です。
「宅建 勉強法」で検索すると出てくる情報は、だいたいこんな感じ。
- 問題集は3周以上解きましょう
- 過去問を10年分解きましょう
- 300時間以上は勉強しましょう
宅建なんて過去問解いてりゃ受かる。合格した俺が言うんだから間違いない。
合格者さんのアドバイスは、間違ってないけど抽象的過ぎ。
極端な例ですが、初めてフルマラソンに参加する人達に「半年間、毎日1時間走り込みを続けるといいよ」とアドバイスしたとします。
みんなが同じ「半年間、毎日1時間」の走り込みをします。しかし、どのように走るかによって成長に差が出ると思いませんか?
- とりあえず同じコースを毎日走る人
- 下り坂、上り坂、海沿いの風が強い道など、いろいろなコースにチャレンジする人
より良いタイムを出すのは練習を工夫した人です。
「問題集3周、過去問10年分、勉強500時間」も「半年間、1時間の走り込み」と同じ、「量」に関するアドバイスでしかありません。
つまり、同じ量の勉強をしても工夫が違えば差が出るのは当然。
工夫をして質の良い勉強をする人の方が成長します。「ただ量をこなしただけの人」が勝つのは難しいです。宅建試験に合格できるのは、上位16%に入った人だけ!
「言われたとおり、過去問10年分解いたのに落ちました…」
「500時間勉強したのに落ちました…」
「3年目のチャレンジです、累計1,000時間はやってるはず…」
頑張ってたくさん勉強したのに、受からない人は毎年たくさん居ます。
実際に私も、問題集を10周したのに不合格だった年がある…
「500時間や過去問10年分」は、ただの目安であり、前提条件です。
そのくらいやるのは当然として、差がつくのは「500時間、10年分」の具体的な取り組み方(工夫のしかた)です。
前置きが長くなりましたが、この記事では、宅建合格に必要な具体的な勉強法について解説していきます。
なるべく作業レベルに落とし込んで細かくマニュアル化しました。
学習が進むごとに必要な箇所を読み返していただくのがおすすめです!
冒頭でお伝えした、こちらの流れで章ごとに構成しています!
まず最初にやること!
学習計画を立てよう
前章でもお話したとおり、宅建合格までに必要な勉強量の目安は時間でいうと300〜500時間。
解く問題の量は過去問10年分、問題集3周以上です。
市販の問題集のほとんどが、過去問から毎年出題される重要論点を中心に選抜して掲載しています。
そのため、1冊の問題集をやり込む(何度も解く)ことは過去問10年分を解くことと同義だと考えます!
学習期間に合わせて、1冊の問題集を何周できるか計画を立てましょう。最低でも3周は必要です!
この記事では、勉強手順を解説するのが主目的なので、学習計画の立て方については割愛させていただきます。
計画の立て方はこちらを参考にしてください!
宅建試験の全体像を把握する
勉強の主な流れは、インプットとアウトプットを流れを繰り返しです。
テキスト等でインプット(頭に情報を入れる)
問題集を解いてアウトプット(入れた知識を出す)
まずはテキストと問題集を最初から最後まで1周します。最終的には3周、4周と重ねていくのが目標。
1周ごとにレベルに合わせたテーマ(目標)を決めましょう。どういう気持ちで取り組むかの目安です。
1周目のテーマは「全体像の把握」つまりは予習!
宅建試験で出題される法律は、範囲が違っていても内容がリンクしていることが多いです。
全体を知らないと理解できない箇所が多いため、2周目からが本番!
リンクしてるところは比較しながら一緒に覚えると一石二鳥だしね。
最初から100%理解しようとして、丁寧に丁寧に時間をかけて石橋を叩くように進むのはNGです。
わからないことがあると、モヤモヤして深堀りしたくなると思います。
それでも、「わかんない…まあいいや!」くらいの感じでとりあえず最後まで進めてください!
内容を理解したり、知識を脳に溜める意識を持つのは2周目以降で大丈夫。
例えばですが、絵を描くことに例えると1周目の役割は下書き。
最初はおおまかな形を取ってから、どんどん細かいところを詰めていくイメージです。
プリンターのように、完璧な絵を1回で出力するのは無理。何度も重ね塗りして微調整して完成させるイメージです。
宅建試験では、問題集3周以上で合格ラインに到達できるようになります。
1周目は予習、2周目以降が勝負!
具体的な手順
下記の手順通りにやるのがおすすめ!それぞれ具体的に解説していきます!
STEP①|テキストでインプット
まず、テキストをざっと読みます。読む分量は1テーマ分。
1テーマで、テキストはだいたい5〜10ページくらい。10分もあれば読めると思います!
1テーマとは、分野内の小見出しのこと。
宅建業法→「営業保証金」「35条書面」
法令上の制限→「開発許可」「農地法」
上記のように、宅建業法のなかの「営業保証金」が1テーマ単位です。
内容100%理解しなくても大丈夫。「ふんふんこういう感じか〜」くらいの軽い気持ちで読みましょう。
STEP②|講義動画でインプット
テキストで読んだテーマと同じ範囲の講義動画を視聴します。
動画を活用するのに、先にテキストを読むのは「予習のため」です。
事前に軽く内容を知っているほうが、動画講義を視聴した際に理解が深まります!
テキストを読むのに、更に動画も活用する理由は3つあります。
- 活字が苦手な人でも動画なら観れる
- スライドや画像が多く視覚的にわかりやすい
- 例え話が豊富で初学者でも理解しやすい
普段あまり読書をしない人だと、活字がびっしりのテキストを読むのはしんどいですよね。
「文字を読む」という作業は、自ら進めなくてはできない能動的な作業です。
しかし、「動画を観る、音声を聴く」というのは再生してしまえば勝手に情報が流れ込んでくる受動的なインプット作業。
能動的な方が学習効果は高いけど、受動的なほうが楽です。
1周目の目的は全体像を掴むことなので、高い学習効果を期待するよりも、サクッと楽しく終わることを目指しましょう!
動画だと、例え話や経験談を交えて話したり、スライドを用いて解説してくれます。
不動産の知識がない初学者さんでもイメージがつきやすいですよ!
通信講座を受講している人は、講義動画があるはずなのでそちらを視聴。独学の人はYouTubeを活用しましょう。
どのYouTubeチャンネルをみたらいいかわからない人はこちらを参考にしてください!
ちなみに、活字慣れしていて文字でのインプットが苦じゃない人はテキストでもありです!
活字嫌いの人は、動画で話し言葉の講義を視聴するほうが文字を読むよりも楽にインプットできるので動画がおすすめです。
STEP③|問題集を解く
テキストや講義動画でインプットが終わったら、その後すぐに問題集でインプットした範囲の問題を解きます。
使用する問題集は、分野別過去問題集または一問一答過去問題集ならどちらでも大丈夫。
両方持っている人は1周目はまず一問一答過去問題集を使いましょう。
これから購入する人は、予算に余裕があれば両方購入。なるべく安く済ませたい人は「分野別過去問題集」を優先して購入してください。
分野別と一問一答を両方買うと5,000円前後、分野別だけだと3,000円前後です。
問題演習の具体的な手順
1 問題文に◯✕をつける
まず、最初に問題文を読みます。
問題文を読んだら、正しい選択肢を探す問題の場合は「正」の上に◯。
誤っている選択肢を探す問題の場合は「誤」の上に✕をつけます。
これは、ケアレスミスを防ぐための対策です。
問題文を読む段階で「◯を探すぞ!」「✕を探すぞ!」と脳みそに刷り込みます。
「正しいのは?誤ってるのは…?」よりも、◯✕のほうがシンプルなので間違いが起こりにくいです。
補足
「正しいもの」「誤っているもの」の他に「違反するもの」「違反しないもの」はどれかという問題も出題されます。
この場合は、◯✕で混乱しそうな人は「する」「しない」の部分を下線などで強調するだけがおすすめです。
「違反する=✕」「違反しない=◯」でもいいのですが、私はこれだとしっくり来なくて混乱しました。
「違反」は悪い行為だから✕っぽいのに、「する」という動詞が行動を肯定してるので◯感もある…「しない」は否定形だから✕っぽい…?
考えすぎでしょうか…笑
私はたびたび混乱したので、違反するしないの場合は◯✕やめました。
2 問題文を読みながら図を書く
宅建の問題は、複数の土地や建物、人物が登場します。
AさんがBさんに乙土地と甲建物を売って、甲建物はCさんが賃借して、それをDさんに又貸しして…とかそんな具合です。
頭の中がぐっちゃぐちゃになるので、登場人物が多い場合は必ず関係図を書きましょう。
関係図などのメモは問題集に直接ではなく、ノートや別の紙に書くのがおすすめです。
今後同じ問題集を何度も解くことになるので。問題が記載されているページにメモをすると、2週目以降のヒントになってしまいます。
左ページに問題、右ページに解答解説の問題集だと、ノートを右ページに置いて解答を隠しつつメモに使うのがおすすめです。
関係図の書き方を詳しく学びたい人は、こちらの本が参考になりますよ!
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3 一肢ずつ検討する
分野別過去問題集を使用する場合は選択肢が4つありますが、すべて一肢ずつ検討します。
一問一答問題集の場合はそのまま一問ずつ解きます。
一肢解くごとに、「◯✕」をメモしましょう。「違反するしない」系の問題の場合は、「する」「しない」とひらがなでメモするのがおすすめ。
もし、曖昧だった、わからなかった場合は勘で解答せずに「△」や「?」とつける。消去法で正解しようとするのは禁止です。
\タップで拡大できます/
消去法を解禁するのは本番だけ!普段は正解不正解よりも、理解度を重視するようにしましょう。
4 理由付けをする
✕の選択肢だった場合は、「この選択肢のどこがどう誤りなのか」理由をメモ。キーワードだけでもいいので書き出しましょう。
\タップで拡大できます/
この間違いの理由を明確にする作業を「理由付け」といいます。
紙とペンを使えない状況(スキマ時間にアプリで解いてたとか)でも脳内で理由付けしましょう。
正直めんどくさい。でも、理由付けを愚直に実行するかしないかで学習効果は天と地ほど変わります。
慣れるまでは大変ですが、実際に手を使って書き出すほうが効果が高いです。
頭の中だけだと、わかったつもりで細かい違和感をスルーしてしまうことも。
紙に書き出す作業は、曖昧さがあると手が止まりまる。「わかったつもり」を撲滅できますよ!
5 答え合わせをする
4つの選択肢すべてを検討して、解答と理由を書き込んだら、解答をみて答え合わせをします。
一気に何問も解いて答え合わせではなく、1問ずつ解答を確認します。
「1問ずつ」というのは、一問一答問題集の場合はそのまま1問ずつですが、四肢択一(分野別過去問題集など)の場合は「4肢検討したら」という意味です。
四肢択一の問題で1肢ずつ解答を見て、例えば◯が3肢続けば、次は✕だろうなどと正誤がわかってしまうからです。
消去法にならないように注意しても、実際に解答を知ってしまうと自分の頭で考えられなくなります。
4つの選択肢すべての解答を確認したら、問題集のチェック欄に理解度を記入します。
チェック欄は大抵の問題集に用意されているはず。
\こういうのです!/
- 自分の解答と、理由付けした内容の両方が合っていたら◯
- 自分の解答が間違えていたら✕
- 合っていたけど曖昧なものは△
理解度を記入する際は、ちょっと厳し目の判定で!
正解していても、「曖昧な箇所がある」と感じたら△です。本当に「完璧!バッチリ!」と思えるものだけ◯しましょう。
STEP④|アプリの活用
日常生活のなかで、ほんの2〜3分でも「スキマ時間」がある人は、アプリを活用してスキマ時間に勉強する癖をつけましょう。
1周目の学習では、一旦最後までやりきるのが目標なので、どんどん新しい範囲をスキマ時間で進めるのがおすすめ。
スキマ時間では身が入らない人は、直前に勉強した範囲の復習でもOKです。
新しいことを勉強するよりも、昨日見た動画を見直す〜とかのほうが取り組みやすいですよ!
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全体像を把握する1周目の手順まとめ
1テーマずつ進める。1テーマとは、分野内の小見出しのこと。
宅建業法→「営業保証金」「35条書面」
法令上の制限→「開発許可」「農地法」
- テキストでインプットする
- 動画でインプットする(不要だと感じたら省いてもOK)
- 問題を解く
- 問題文の「正しい誤っている」の部分に◯✕をつける
- 問題文を読みながら図解を書く
- 四肢択一の問題も一問一答のように解く
一問一答問題集の人は、そのまま解きましょう - 理由付けをする
- 答え合わせをしてチェック欄に「理解度」を◯✕△でメモする
- スキマ時間はアプリを活用する
この手順を繰り返して、全範囲をまずは1周!
全然理解できなくても大丈夫なので、立ち止まらずに進みましょう。
「立ち止まる」とは、わからないことがある都度、時間をかけて調べて前に進まない状態のことです。
理解するまで調べる、確認ながら進むのは2周目以降でOK。1周目は、とにかく最後までたどり着くのが目標。
「理由付けをするように」と解説しましたが、1周目は理由付けもなんとなくで大丈夫です。
「理由付けする」という行為に「慣れる・癖をつける」が目的です。1周目は出来栄えは気にしなくてOK。
ウォーミングアップだと思って「へ〜こんな法律があるのか〜」くらいに楽しく進みましょう!
ストップ!やっちゃいけない勉強法
勉強を進めるのは1テーマずつちびちびです。
テキストを読むだけでは覚えることはできません。
人の脳は、インプットとアウトプットを繰り返すことで記憶を定着させます。
そもそも、テキスト一冊なんて、読み終わった頃には最初のほう忘れてるよね〜?
少し入れて、覚えているうちに出す!この繰り返しです。
例えば、たくさん時間を取れる日でも、3テーマ分一気にインプットして一気に問題を解く。
ではなく、1テーマインプット、1テーマ分解く。これを3回繰り返すようにしましょう。
過去問の正答率を上げる
1周目のテーマは全体像を把握することでした。
2周目のテーマは「理解すること」です。
1周目では理解しきれなかった内容を、上塗りすることで濃くしていく感覚です。
2周目以降は勉強して理解すること、そしてせっかく理解した内容を忘れないように意識して進めていきます。
そのため、この章では主に下記の内容を解説していきます!
理解を深める問題の解き方
1周目で使用したのと同じ問題集を解いていきます。
基本的な手順も1周目と同じですが、2周目からは周辺知識を意識してより丁寧に進めます!
- テキストでインプットする
- 動画でインプットする(不要だと感じたら省いてもOK)
- 問題を解く
- 問題文の「正しい誤っている」の部分に◯✕をつける
- 問題文を読みながら図解を書く
- 四肢択一の問題も一問一答のように解く
一問一答問題集の人は、そのまま解きましょう - 理由付けをする
- 周辺知識をテキストで確認し、書き込む←New!2周目から追加
- 答え合わせをしてチェック欄に「理解度」を◯✕△でメモする
- スキマ時間はアプリを活用する
周辺知識というのは、問われている知識の関連知識のこと。
例えば、
宅地建物取引士の登録を受けている者は、 宅地建物取引士証の交付を受けていない場合でも、その 住所に変更があれば、登録を受けている 都道府県知事に変更の登録を申請しなければならない。
正解は◯(正しい)です。
この問題を100%の精度で回答するために必要な知識は3つあります。
- 宅建士証の交付を受けていなくても変更の登録は必要なのか
- 住所を変更したら変更の登録が必要か
- 届出先はどこか
この3つの知識を確認するのは当然ですが、それだけでは終わらせません!
「変更の申請が必要な項目は、住所以外になにがあったかな?」「変更はいつまでにするんだったかな?」のように関連知識を連想ゲームのように思い浮かべます。
その後に、テキストに戻って該当箇所を確認します。
テキストに戻ってみると、連想した内容が下記のページにまとまっていました。
このように確認すると、ピンポイントな論点だけではなく、同時に複数の知識を復習できるので一石二鳥!
わざわざテキストに立ち返る理由はもう一つ。
人は、文字よりも画像として認識するほうが記憶に定着しやすいからです。
このように、テキストでは図や表を駆使して解説されています。
色や形があると、「ここにこんなこと書いてたな」「あのページの右下に、この知識があったな」などと、視覚情報として記憶できるんです。
そして過去問には、テキストにも載っていない細かい知識が散りばめられていることが多いです。
そのような知識を見つけたら、テキストに書き込んでおきましょう。
過去問を解いて解答を読むだけでは、知識は点でしか認識できません。
しかし、テキストの周辺知識もくっつけることで、点の範囲が大きくなります。
この範囲をどんどん拡大していくと、漏れなくカバーできるイメージになりますよね!
直接テキストに書いちゃうのがおすすめですが、抵抗がある人は付箋でもOKです。
別のノートにまとめるのではなく、テキストに集約させるのがおすすめ。
テキストに知識を集約して、自分専用の辞書に育てていきましょう!
この方法だと、テキストと問題集を行ったり来たりする学習になります。同じシリーズでリンクしている教材を利用するのがおすすめです。
該当箇所を探すのにストレスがかかると、テキストに戻る作業をしなくなりますからね…。
検索できるようにiPadなどを活用するのもおすすめですよ!
知識を脳に定着させる方法
- テキストでインプットする
- 動画でインプットする(不要だと感じたら省いてもOK)
- 問題を解く
- 問題文の「正しい誤っている」の部分に◯✕をつける
- 問題文を読みながら図解を書く
- 四肢択一の問題も一問一答のように解く
一問一答問題集の人は、そのまま解きましょう - 理由付けをする
- 周辺知識をテキストで確認し、書き込む←New!2周目から追加
- 答え合わせをしてチェック欄に「理解度」を◯✕△でメモする
- △✕だった問題は◯になるまでしつこく復習する←New!2周目から追加
- スキマ時間はアプリを活用する
覚えたことを忘れないためには、インプットとアウトプットの繰り返しが大切です。
この繰り返しは、「しつこい」と感じるくらいの頻度が良いです。
そこで、私が行き着いたやり方が、しつこく復習しまくる「返し縫い作戦」です!
「返し縫い作戦」は、その日解いた問題で理解度が△や✕の問題は◯になるまで解き続ける方法。
苦手から逃げない!
\ 返し縫い作戦 /
やり方
- まず1テーマ分、全問解く
- △✕だった問題を再度解く
- ◯になるまで解く
1テーマずつ進めるので、まず学習する範囲のテキストを確認します。
次に、該当する箇所の問題を解きます。
今回は5問あったとします。
問1を解いて答え合わせ、問2を解いて答え合わせ、と進めていき5問解きます。
問1、問3は◯→この2問は知識が定着していると判断して終了。
問2、問4が△、問5が✕→この3問はもう一度解き直し。
解き直した結果、問4、問5は◯にできたので終了。
問2がまだ知識が曖昧で△でした、最後に問2をもう一度解きます。
短時間の間に問2は3回も解くことになるので、流石に覚えていると思います。
このように、1テーマ分の勉強は「全問◯にするまで復習して完了」です!
2周目以降は、この方法で問題演習を進めていきます!
短時間で繰り返すと、正解肢が何番だったか覚えてしまう。しかし、それで正解としても意味はありません。
◯判定を下すのは、理由付けも完璧にできた場合のみ!理由付けを徹底的にするようにしましょう。
\タップで読めます/
私が返し縫い作戦を編み出した経緯
私は宅建に関するさまざまな勉強法を調べたり、試したりしてきました。
一見良さそうだと思っても続かなかったもの、ある講師は推奨していても、他の講師が否定している方法などなど…。
試行錯誤した結果、今回ご紹介した「返し縫い作戦」を思いつきました。
ベースになった考え方は棚田行政書士が考案した「紙一枚勉強法」。
「紙一枚勉強法」は、全ての問題を一定間隔で復習するため復習の間隔を表で管理する勉強法です。
これが、試してみたら私には色々うまくいかなくて…
「紙一枚勉強法」は、綺麗に表を埋めていく前提で作業量が多いので、ちょっと予定が狂うと「できてない感」が際立ってモチベがダダ下がり…。
あと、得意(何度も正解する問題)と苦手(何度も間違える問題)を同列に扱い、同じ回数復習するのもしっくりきませんでした。
「紙一枚勉強法」のほかに、1周目で◯判定をした問題は2周目では解かない。
という方法も試しましたが、「◯だった問題は飛ばす」というのが、なんか不安で私には合いませんでした。
効率がいいことは頭で分かっていても、「飛ばす」という行動が、「やらないこと」を都度選択している感があって、嫌だったんですよね。
そこで、
- 短期間で復習を繰り返す
- 得意と苦手にメリハリをつける
- やってる感(できてる感)があって自己肯定感が上がる
この3つを叶える案として思いついたのが「返し縫い作戦」です。
「返し縫い作戦」で、賃貸不動産経営管理士は1ヶ月、FP2級は2ヶ月でそれぞれ1発合格できました。
ちなみに、今回は解説のために上記の表を作成しましたが、みなさんは自分で表を作ったりしなくて大丈夫です。
私も、自分が勉強していたときは問題集のチェック欄で管理してました!
返し縫い作戦がおすすめな理由①
エビングハウスの忘却曲線
同じ問題を直後に復習するのって、本当に効果あるの?絶対答え覚えてるじゃん。
それが覚えてないのよ。人間って、思ったよりも記憶を保持できません。
下記は「エビングハウスの忘却曲線」と言われる人の記憶の保持率についての研究結果です。
\タップで拡大できます/
\タップで拡大できます/
人は何かを学んでも、図①のようにどんどん忘れます。
- 20分後に42%忘れる
- 1時間後に56%忘れる
- 1日後に74%忘れる
- 31日後に79%忘れる
1時間で覚えたことの半分は吹っ飛ぶ!
しかし、忘れる前、つまり1時間以内に復習をすることで忘れる速度を緩やかにすることができます。
当日のうち、なるべくなら直後に復習するのがベスト!
そのため、間違えた問題を直後に復習する、復習してもまだダメだったらすぐにリベンジする。という流れの「返し縫い作戦」がおすすめです。
苦手な問題こそ何度も解くことになるので「むしろ得意」になってきます。
さらに、毎回全問正解したら終わりなので自己肯定感も上がります。
「できてる感、頑張ってる感」で満たされる♪
返し縫い作戦がおすすめな理由②
短期記憶から長期記憶への以降
脳は入ってきた情報を一旦「短期記憶」として一時保管します。
「短期記憶」は一時的なものなので、すぐに忘れる仕組み。
容量オーバーにならないように、本当に必要な情報を選別しているそうです。
長期記憶の代表例が、電話番号や生年月日などのパーソナル情報です。
自宅の住所や自分の生年月日はもちろん、昔頻繁に使用した実家の住所や電話番号も深い記憶に刻まれている人は多いと思います。
一時保管の「短期記憶」から、ずっと忘れない「長期記憶」へ移行させる方法は、「短期記憶」に保存されているタイミングでアウトプットをすることです。
そうすると、
必要だから入れた情報なんだな。
と脳が判断して「長期記憶」へ保存し、忘れにくくなります。
しかし、しばらく使わないでいると
使わないなら断捨離しときますね。
ってな感じで忘れちゃうんですね。
宅建の勉強は範囲が広いので、すべての知識を「短期記憶」にあるうちに復習するのはちょっと無理があります。
忘れても忘れても、しつこく覚え直すことで、脳は「長期記憶」へ保存する意義を感じるようになります。
またこの情報か!断捨離してもまた入ってくるならちゃんと保存しとこ。
インプットとアウトプットをしつこく繰り返して、「長期記憶」へ保存する。
3周目以降は暗記も頑張る!
宅建試験では、どうしても「暗記」で対策しなければいけない知識もあります。
この章では、3周目以降に取り入れるべき「暗記方法」について解説していきます。
3周目以降のテーマは仕上げの微調整です!
2周、3周する頃には、だいたいの知識は身についてきたと思います。
しかし、まだ少し曖昧なところや、分かっているつもりになっているところがあるはず。
3周目以降は、そんな不安定な部分を暗記で補強していきます。
「暗記するだけじゃダメ!ちゃんと理解しないと意味ないよ!」という声もよくききます。
しかし、覚えた内容を忘れてしまっては結局意味がないんですよね。
例えば、宅建業の免許の更新はいつまでにしなければいけないのか?
答えは有効期間満了日の「90日前から30日前までの間」です。90日、30日の数字を覚えていると解答できます。
数字をど忘れしたら、もうお手上げ。
「理解したことを忘れないそして溜めた知識を使う」この3ステップが勉強の本質。
「忘れない」ためには、やはり「暗記」という作業が必要です。
暗記を取り入れた学習手順
「暗記」を取り入れた、具体的な勉強手順まとめ!
- テキストでインプットする
- 動画でインプットする(不要だと感じたら省いてもOK)
- 問題を解く
- 問題文の「正しい誤っている」の部分に◯✕をつける
- 問題文を読みながら図解を書く
- 四肢択一の問題も一問一答のように解く
一問一答問題集の人は、そのまま解きましょう - 理由付けをする
- 周辺知識をテキストで確認し、書き込む←2周目から追加
- 答え合わせをしてチェック欄に「理解度」を◯✕△でメモする
- △✕だった問題は◯になるまでしつこく復習する←2周目から追加
- アプリで復習をする、または暗記作業をする←New!3周目から追加
暗記は、基本的にはスキマ時間で行うのがおすすめです。
細切れの時間でもできるからだよ!
これまで通りに問題を解いて、解けなかった問題や、ちょっと理解が曖昧だった問題があれば、その範囲を補強するために暗記作業を行います。
例えば、
令和5年 問43
宅地建物取引業者Aが媒介により宅地の売買契約を成立させた場合における宅地建物取引業法第37条の規定により交付すべき書面(以下この問において「37条書面」という。)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- Aは、買主が宅地建物取引業者であるときは、37条書面に移転登記の申請時期を記載しなくてもよい。
- Aは、37条書面を売買契約成立前に、各当事者に交付しなければならない。
- Aは、37条書面を作成したときは、専任の宅地建物取引士をして37条書面に記名させる必要がある。
- Aは、天災その他不可抗力による損害の負担に関する定めがあるときは、その内容を37条書面に記載しなければならない。
正解は4です
この問題の場合、「37条書面の記載事項と概要」を暗記していれば難なく回答できます。
しかし、暗記が甘いと一気に難しくなります。
考えて答えを導き出せる性質の問題ではないので、予想や勘に頼ることになっちゃいますね。
この問題が解けなかった、または迷ってしまったのなら「37条書面」についての知識が弱いということが発覚したことになります。
「37条書面の記載事項」と「37条書面の概要」の暗記事項をまとめておいて、スキマ時間はひたすら暗記に徹しましょう。
暗記が進むと、自信を持って答えられる問題が増えるので、とっても手応えがあります。
自信がつくとモチベーションも上がる!
おすすめの暗記法とツール
おすすめの暗記法とツールをご紹介していきます!
- おすすめの暗記法3選
- おすすめのツール4選
- 語呂合わせ
- 暗記カード
- 表で覚える
- 覚え歌
白紙アウトプット
覚えた内容を白紙にざっと書き出す暗記法がおすすめです。
結構辛いけど、私はこの方法が一番効果を実感できました。
白紙アウトプットはスキマ時間ではなく、まとまった時間を取れる時におすすめ。
表などを一度インプットして、次に何も見ないで覚えた内容を書き出します。汚くていい、書けたら捨てるでOKです。要らない裏紙とか、安いノートでやりましょう。
本当にしっかり覚えていないと書けないので、「覚えたつもり」を撲滅できます。
表とかだと、この表の右上なんだっけ…など、位置が記憶に残ることも。視覚情報で脳に刻み込むことができます。
そのためにも、いろんなツールに浮気しないで、同じ表や暗記シートを用意して利用しましょう。
手を動かす
前項の「白紙アウトプット」と似ていますが、手を動かして実際に書くと、びっくりするくらい情報が整理されて頭に入ります。
読むだけ、見るだけでも十分と思ってる人は、騙されたと思ってやってみて欲しい。
とくに、都市計画法などのややこしい分野は、一度自分で地図を書いてみると、曖昧だった知識が明確になります。
人に見せるわけじゃないから、◯△▢くらいの簡単な図形でOKです。落書きでいいんです、自分の頭が整理されるなら。
むしろ、凝った絵を描いたり、綺麗にまとめることに時間を使うのはやめましょう。
綺麗な図1枚よりも、ぐっちゃぐちゃな落書き3枚の方が暗記には効果的です。反復が大事!
セルフティーチング
こちらは、勉強法の効果を表す「ラーニングピラミッド」を、私なりに宅建試験の勉強に当てはめたものです。
受動的な学習(インプット)することよりも、自分の頭から知識を探して能動的にひねり出す(アウトプット)ほうが学習の定着率がいいです。
セルフティーチングとは、自分で自分に教えるかのように学んだ内容をアウトプットする方法です。
例えば、「都市計画法について解説します!」などのように講師になりきり、制度の概要や、ここ大事!といったポイントを話し言葉でアウトプットします。
実際に言葉に出してもいいですし、脳内でもOK。
制度の趣旨や概要、試験で頻出の内容などを脳内または声にだして、誰かに解説するようにペラペラと話してみましょう。
私は、夫が話しを聞いてくれるタイミングなら、実際に夫に向かって説明をし、一人のときには脳内で夫や後輩に向かって教える妄想をしていました。
そう、セルフティーチングは妄想です。賢く能弁でテキパキと解説している自分を作り上げましょう。
宅建士になったあと、お客様に重要事項説明をしているイメージとかも最高ですね。
理解が足りないと話せないので、セルフティーチングで「わかったつもり」を撲滅できますよ!
しんどいけど、それはつまり効いてる証拠!ファイト!
暗記しやすい環境作り
暗記はとにかく、繰り返しが大切です。また、過去問を解いたりするよりも、短く細切れの時間で取り組めるので、生活に組込むのがおすすめ。
私が実際にやってたのはこんなの。
- キッチンや洗面所、部屋の壁などに暗記したいものを張る
- スマホですぐ見られるようにしておく
トイレやキッチン、洗面所などにペタペタ張ったり、すぐに手に取れるようにして置いておくと家事や歯磨きをしながら暗記ができます。
見たり読んだりするだけだと不十分です。見て、少し覚えたら視線を外し、覚えた内容を暗唱。または1人の時なら声に出してブツブツ唱えます。
張り出す内容は、表や語呂合わせでもいいですし、セルフティーチングのお題でもいいです。
ケータイのメモや待受などに暗記したい内容をまとめておいて、すぐに出せるようにするのもおすすめ!
私は立体駐車場で車が出てくるの待ってる時間とか、コンビニのレジ並んだ時とかに暗記頑張ってました。
数字を覚えたりする作業は、問題を解くほど没頭して考えなくてもいいし、むしろ反射的に答えられるのが目標。
スマホですぐに見られるようにしておくと、ほんのちょっとしたスキマも使いやすくなりますよ!
模試で苦手分析をする
3週目以降は、全範囲を1周するごとに模試1回行いましょう。
模試をする理由は主に下記の3つです。
実力診断(現在地を知る)
本試験と同じ形式で模試を行うことで、現在の実力がわかります。
模試の点数や手応えを基準に、今後の学習プランを決めていくよ!
例えば、
- 25点前後なら
まだまだ基本ができてないから動画講義を視聴しよう - 30点を超えていたら
苦手な範囲に集中して学習しよう - 35点を超えていたら
基本はできてる!暗記などでさらに精度を高めていこう
こんな感じですね!
具体的な点数がわかるとモチベーションが上がりやすいですし、点数が低く、残された期間が短ければ焦ります。
「これはヤバい!」と、やる気スイッチが入って火事場の馬鹿力がでることも。
高得点を取れると、自己肯定感が高まり勉強が楽しくなってきますよ♪
ただ、一喜一憂するだけではもったいない!
模試はやりっぱなしにせずに、きちんと復習や分析をして次に活かしましょう!
苦手分析
模試の問題は、普段の学習で使っている過去問題集には収録されていない。つまり、初見の問題を解くようにしましょう。
模試の選び方は後ほど解説します。
初見の問題が収録された模試を解くことで「自分に足りない知識(苦手)」が浮き彫りになります。
日頃の勉強で覚えた知識が、定着しているか確認する作業でもあります。
模試をして、足りないところ(苦手)を見つけて克服する。
この繰り返しで、苦手を潰していきます!
「知識を定着させる(長期記憶として保管する)」ためには、同じ問題を短期間で反復することが大切!というお話をしました。
しかし、「知識の定着を確認する」ためには同じ問題よりも初見の問題を解く必要があります。
なぜなら、普段の問題集は何度も繰り返しといているうち、無意識に「問題文と解答」をそのまま覚えてしまうことがあるから。
極端な例ですが、
12+34×56÷(78‐9)=39
この計算問題を解くとしたら、四則演算の手順を知らなければ答えがでません。
しかし、2回3回繰り返し同じ問題を解くことで「答えは39だ」と覚えます。
一度答えを覚えると、計算する過程を飛ばして「39」と答えるようになります。
つまり、本来なら「❶問題を読む→❷計算をする→❸解答をだす」この3ステップのはずが、いつの間にか「❶問題→❸解答」の2ステップに省略されます。
そのうち、「❷計算する」過程で必要な知識や手順を忘れてしまうと、数字が変わった途端に解けなくなります。
宅建試験でも、毎年同じ問題が出題されるなら、答えを覚えてしまえば正解できます。
しかし、もちろん新作問題もたくさん出題されます。
新作問題であろうが「解くために必要な知識」。先程の例でいう四則演算の手順を覚えていると答えを導き出せます。
そして宅建試験では、初見の問題を解けるかどうかが、合否の分かれ目になる可能性が高い!
なぜなら、「問題文と解答の丸暗記」が危険だと気づいていない人が多いから。
宅建は相対評価の試験なので、他の人ができないことをできるようになった人が、頭ひとつ飛び抜けて合格できます。
問題文と答えを直接結びつけて覚えている人は、応用が効かないので初見の問題に対応できず、合格ラインにたどり着けません。
模試で初見の問題を解くことは、問題と解答の丸暗記ではなく「解くために必要な知識」が定着しているか確認する方法として有効です!
解答テクニックの練習
模試は苦手分析など以外にも、模擬試験という名称の通り「本試験の練習」という目的があります。
直前期(本試験の1ヶ月くらい前)になったら、解答テクニックの練習を目的とした模試を行うようにしましょう。
本試験では問題を解くための知識だけではなく、テクニックや戦略を駆使することも重要です!
例えば、登山やマラソンをイメージしてみてください。ゴールに辿り着くために、事前にコースや天候を分析し戦略を立てますよね?
事前情報なしで闇雲に進んでも、100%のパフォーマンスは発揮できません。
宅建試験でも、2時間で50問を100%の実力で解くためには準備が大切なんです!
解答テクニックを身につけると解決できること
- 時間が足りない
- 知らない、わからない問題があったときの対処
- マークミス撲滅
ぶっつけ本番は自殺行為!解答テクニックは、知ってすぐに実践できるものではないので、練習が大切です。
体で覚えて実践できるように、模試で練習を重ねましょう!
この記事では、学習スタート〜本試験までの大まかな流れを解説するのが主目的です。
そのため、具体的な解答テクニックについては割愛させていただきます。
解答テクニックを練習するのは、ラスト1〜2ヶ月になってからでも十分!詳細については、こちらの記事を参考にしてください!
ちなみに、私は初めて宅建試験を受験した時、これらのテクニックを何一つ知らずに1点足りなくて落ちました。
あの時、知ってたら受かってたんじゃないかな…と、今でも思います。たらればですが。
知ってる人と知らない人では数点の開きがマジで出ると思います…!
おさらい
- 1周目の手順
- テキストでインプットする
- 動画でインプットする(不要だと感じたら省いてもOK)
- 問題を解く
- 問題文の「正しい誤っている」の部分に◯✕をつける
- 問題文を読みながら図解を書く
- 四肢択一の問題も一問一答のように解く
一問一答問題集の人は、そのまま解きましょう - 理由付けをする
- 答え合わせをしてチェック欄に「理解度」を◯✕△でメモする
- アプリで復習をする
- 2周目以降に追加すること
- 3周目以降に追加すること
作業量が多くなっていくように見えますが、問題を解くスピードや「返し縫い作戦」によって◯連続で飛ばす問題も多くなっていくので、意外と大丈夫です!
3周目も終わって4周目以降は、それぞれの学習期間にもよりますが、苦手な分野だけもう1周などと微調整しましょう。
この微調整は模試の結果を参考にすると良いですよ。
まとめ
宅建試験は独学でも合格を狙えます。
しかし、正しい対策ができずに毎年約75%の人が落ちています。
この記事では、私が受験する前に知りたかったことを詰め込みました。
勉強の進捗に合わせて、都度見直していただくのがいいと思います!
勉強のお役に立てると幸いです。
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