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宅建試験は、独学でも合格可能な試験です。
しかし、勉強法やコツ次第で結果に大きな差がでます。
この記事では、4回の不合格を経験した私が「最初からこうしていれば受かってた」と思う勉強法をご紹介。
過去の自分に教えるつもりで、初心者さんが何から始めたらいいのか、具体的で再現性の高い内容にまとめました。
この手順で、この通りにやれば大丈夫。と思えるように、ロードマップ形式になっています。
ゆり私は、この勉強法が確立してからは、賃貸不動産経営管理士やFP2級試験に1発合格しています!
宅建初心者さんや、受けたことがあるけど惨敗だった人が迷わず進める地図のような内容になっています。
一度読むだけではなく、学習が進むたびに見直してほしい。そんな思いで書きました。お役に立ちますように。


賃貸仲介営業歴10年
大手不動産会社で社内営業成績1位を3年継続
営業研修社内講師
学力皆無、地元でドベの高校卒
宅建試験4度の不合格を経て5度目の受験で合格
宅建試験1ヶ月前に第一子を出産
3人兄弟(3y2y0y)のママ
資格
宅地建物取引士|賃貸不動産経営管理士|2級ファイナンシャル・プランニング技能士


不動産仲介営業歴10年の元支店長
現職賃貸管理会社勤務
親が地主、オーナー会社共同経営
目次から読みたいところに飛べます
記事の途中でも画面右下 ![]()
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まずは、合格までの全体像を掴んで欲しいです。宅建の勉強は、一本道ではありません。
「テキストを読む(インプットする)」
「問題を解く(アウトプットする)」
「苦手を見つける」
「またテキストに戻る」



この流れを何度もグルグルとくり返しながら、少しずつ完成(合格点を取れるレベル)に近づけていくイメージです。
最初から全部覚えようとしなくて大丈夫。
宅建は範囲が広いので、1回学んだだけで全部覚えられる人なんてほぼいません。
私もそうでした。
読んだ瞬間は「なるほど」と思っても、次の日には大体忘れています。
私が何度も宅建にチャレンジするうちに体感したのは「忘れないように頑張る」のではなく、「忘れても、思い出せるようにする」方が大事だということです。
エビングハウスの忘却曲線でも、人は覚えたことを短時間でどんどん忘れていくとされています。



人は、覚えたことをすぐ忘れます。1時間後には半分、1日で74%も忘れるらしい…!
でも、完全に忘れる前に復習すると、忘れるスピードをゆるやかにできます。
だから宅建の勉強では、忘れないように気合いで頑張るより、忘れる前提で何度も触れる仕組みを作る方が大事です。
この記事では、1周目・2周目・3周目以降でやることを分けながら、復習を自然に回せるロードマップとしてまとめています。
宅建の勉強を始める前に、まず決めておきたいことは3つです。



ここが曖昧なままだと、勉強を始めてもすぐ迷子になります。
「今日は何をやろう」
「この教材でいいのかな」
「このペースで間に合うのかな」
こういう不安が出るたびに、勉強の手が止まるんですよね。
最初に完璧な計画を立てる必要はありません。でも、ざっくりとした地図は必要です。
1周目は全体を知る。2周目は理解を深める。3周目以降は暗記で苦手を潰す。直前期は模試で仕上げる。
このくらいの流れが見えているだけでも、かなり進めやすくなります。
宅建の勉強は、テキストで学んで、問題を解く。この繰り返しで進めます。
ただし1周目は、あまり深掘りするよりも、まず最後まで走り切ることを優先します。
まずはテキストと問題集を最初から最後まで1周します。最終的には3周、4周と重ねていくのが目標。



1周ごとにレベルに合わせたテーマ(目標)を決めましょう。
どういう気持ちで取り組むかの目安です。
1周目のテーマは
「全体像の把握」つまりは予習!
宅建試験で出題される法律は、科目が違っていても内容に関連性があることが多いです。
全体を知らないと理解できない箇所が多いため、2周目からが本番でOK。
最初から100%理解しようとして、1ページずつ丁寧に止まりながら進めるのは効率が悪いです。



わからないことがあると、モヤっとするじゃん。
それでも、「まあいいや!」くらいの感じでとりあえず最後まで進めてください。







内容を理解したり、知識を脳に溜める意識を持つのは2周目以降で大丈夫。
例えばですが、絵を描くことに例えると1周目の役割は下書き。
最初はおおまかな形を取ってから、どんどん細かいところを詰めていくイメージです。
プリンターのように、完璧な絵を1回で出力するのは無理。何度も重ね塗りして微調整して完成させるイメージです。
宅建試験では、問題集3周以上で合格ラインに到達できるようになります。



1周目は予習、2周目以降が勝負!
では、1周目は具体的にどう進めるのか。下記の手順で進めるのがおすすめです。
気になるところから読んでもOKですが、初心者さんは上から順番に進めるのがおすすめです。
まずはテキストを読んで、頭に情報を入れていきます。この工程を「インプットする」と呼ぶのが一般的です。



テキストを中心に、文字だけでインプットするのが「辛い、イメージしにくい」と感じる人は、動画を併用して進めましょう。
YouTubeでも宅建の講義動画が配信されています。
テキストを読んでから動画を見る(同じ範囲を文字と動画で繰り返す)でもいいし、テキストを教科書がわりに手元に置きながら、動画を視聴する形でもOKです。
宅建は初めて聞く言葉も多いので、文字だけで理解しようとすると、そこで止まりやすいんですよね。
1度にインプットする量は、1テーマ分です。1テーマとは、分野内の小見出しのこと。



上記のように、宅建業法のなかの「営業保証金」が1テーマ単位。
テキストなら5〜10ページ前後、動画なら5〜20分くらいの量です。
ここで大事なのは、1周目で100%理解しようとしないこと。
テキストを丁寧に読もうとすると、1ページで詰まって前に進めなくなります。わからないところが出てきても一旦流して先に進む。
それでも、「あとで問題を解いたら意味がわかった」という経験は、宅建の勉強をしているとかなりの頻度で起きます。



最初からすべて理解しようとするのは時間の無駄になることが多いです。
「ふんふんこういう感じか〜」くらいの軽い気持ちでサクサク進みましょう。1周目は、とにかく止まらずに最後まで到達するのが目標です。
インプットのやり方まとめ
おすすめのYouTubeチャンネルは、こちらでまとめています。
テキストや講義動画でインプットが終わったら、その後すぐに問題集でインプットした範囲の問題を解きます。
ここで大事なのは、正解できるかどうかにこだわりすぎないことです。
最初は間違えて当たり前。むしろ、間違えるために解くくらいでOKだと思ってください。



工程が多いように見えるかもですが、解像度高めに書いてるだけで、慣れると当たり前の動作です。
靴を履くときに、紐をほどきます、足を入れます、靴べらを使いましょう、最後に紐を縛ります。って説明してるような感じです。
ただし、1周目からこの手順を完璧にできなくて大丈夫。先に手順を知って、なんとなく意識しておくと2周目からきちんとやりやすいので、ここで解説しておきます。
2周目を始めるときに、また改めて確認してもらうのがいいと思います。
最初に問題文を読み、「◯✕」の印をつけます。
正しい選択肢を探す問題の場合は「正」の上に◯。
誤っている選択肢を探す問題の場合は「誤」の上に✕をつけます。


これは、ケアレスミスを防ぐための対策です。



問題文を読む段階で「◯を探すぞ!」「✕を探すぞ!」と脳みそに刷り込みます。
「正しいのは?誤ってるのは…?」よりも、◯✕のほうがシンプルなので間違いが起こりにくいです。
補足
「正しいもの」「誤っているもの」の他に「違反するもの」「違反しないもの」はどれかという問題も出題されます。
この場合は、◯✕で混乱しそうな人は「する」「しない」の部分を下線などで強調するだけがおすすめです。
「違反する=✕」「違反しない=◯」でもいいのですが、私はこれだとしっくり来なくて混乱しました。
「違反」は悪い行為だから✕っぽいのに、「する」という動詞が行動を肯定してるので◯感もある…「しない」は否定形だから✕っぽい…?



考えすぎでしょうか…笑
私はたびたび混乱したので、違反するしないの場合は◯✕やめました。
宅建の問題は、複数の土地や建物、人物が登場します。



AさんがBさんに乙土地と甲建物を売って、甲建物はCさんが賃借して、それをDさんに又貸しして…とかそんな具合です。
頭の中がぐっちゃぐちゃになるので、登場人物が多い場合は必ず関係図を書きましょう。


関係図などのメモは問題集に直接ではなく、ノートや別の紙に書くのがおすすめです。
今後同じ問題集を何度も解くことになるので。問題が記載されているページにメモをすると、2週目以降のヒントになってしまいます。
左ページに問題、右ページに解答解説の問題集だと、ノートを右ページに置いて解答を隠しつつメモに使うのがおすすめです。
分野別過去問題集を使用する場合は選択肢が4つありますが、すべて一肢ずつ検討します。
一問一答問題集の場合はそのまま一問ずつ解きます。
一肢解くごとに、「◯✕」をメモしましょう。「違反するしない」系の問題の場合は、「する」「しない」とひらがなでメモするのがおすすめ。
もし、曖昧だった、わからなかった場合は勘で解答せずに「△」や「?」とつける。消去法で正解しようとするのは禁止です。
\タップで拡大できます/





消去法を解禁するのは本番だけ。
普段の勉強は、「正解する」ではなく、わからないところを減らすのが目的です。
✕の選択肢だった場合は、「この選択肢のどこがどう誤りなのか」理由をメモ。
キーワードだけでもいいので、必ず自分の言葉にして書き出しましょう。
\タップで拡大できます/





この間違いの理由を明確にする作業を「理由付け」といいます。
紙とペンを使えない状況(スキマ時間にアプリで解いてたとか)でもサボらずに必ず脳内で理由付けしましょう。



理由付けは正直めんどくさい。
でも、これを愚直に実行するかしないかで学習効果は天と地ほど変わります。
慣れるまでは大変ですが、実際に手を使って書き出すほうが効果が高いです。
頭の中だけだと、わかったつもりで細かい違和感をスルーしてしまうことも。
紙に書き出す作業は、曖昧さがあると手が止まる。「わかったつもり」を撲滅できますよ!
4つの選択肢すべてを検討して、解答と理由を書き込んだら、解答をみて答え合わせをします。
一気に何問も解いて答え合わせではなく、1問ずつ解答を確認します。
「1問ずつ」というのは、一問一答問題集の場合はそのまま1問ずつですが、四肢択一(分野別過去問題集など)の場合は「4肢検討したら」という意味です。
四肢択一の問題で1肢ずつ解答を見て、例えば◯が3肢続けば、次は✕だろうなどと正誤がわかってしまうからです。



消去法にならないように注意しても、実際に解答を知ってしまうと自分の頭で考えられなくなります。
4つの選択肢すべての解答を確認したら、問題集のチェック欄に理解度を記入します。
チェック欄は大抵の問題集に用意されているはず。
\こういうのです!/





理解度を記入する際は、ちょっと厳し目の判定で!
正解していても、「曖昧な箇所がある」と感じたら△です。本当に「完璧!バッチリ!」と思えるものだけ◯しましょう。
こうして問題を解くと、テキストを読んでいるだけでは気づけなかった弱点が見えます。
「ここ、読んだはずなのに分からない」
「似たような言葉を混同している」
「問題文になると急に判断できない」
こういう発見が大事!
なぜその選択肢が正しいのか。なぜ他の選択肢が間違いなのか。



ここまで確認して、やっとアウトプットになります。
1周目は、5ステップを完璧にこなせなくてもOKです。
2周目から少しずつ精度を上げていきましょう。
1周目は、答え合わせをして理解度をチェックしたら、深追いしすぎず次のテーマへ進みましょう。
わからない問題が多くても大丈夫です。
1周目の目的は、完璧に理解することではなく、全体を一度最後まで見ること。
ここで立ち止まりすぎると、最後までたどり着く前に疲れてしまいます。



「これは2周目でちゃんとやる」と割り切って、サクサク進めてOKです。


宅建の勉強は、まとまった時間だけで完結させようとすると時間が足りなくなる場合が多いです。
仕事や育児がある人なら尚更、毎日何時間も確保するのは難しいですよね。



そこでおすすめなのが、まとまった時間の勉強と、スキマ時間の勉強を並走させる方法です。
例えば、こんな感じです。
朝型の人は、もちろん逆でOK。
朝集中して1テーマ分やったら、そのあとスキマ時間はアプリで復習して思い出す。
スキマ時間って、意外と多いです。
移動中、昼休み、病院の待ち時間、こういう細切れ時間で、ちょっと前にやった範囲にもう一度触れる。
「短い間に、何回も思い出す」これをやると、びっくりするくらい定着します。
だから、スキマ時間は直近の復習に使うのがおすすめ。



1周目でも、アプリで直近の範囲に触れておくだけで、次に同じ範囲へ戻ったときの理解がかなり楽になります。
1周目で全体像をつかんだら、2周目から本格的な理解と定着の作業に入ります。
この2周目の主役が「返し縫い作戦」です。
「返し縫い作戦」という名前は、私が勉強中に使っていた方法に後から名前をつけたものです。
問題演習をしながら、間違えた問題や理由があいまいな問題を、◯になるまで短期間で繰り返すやり方です。



布の縫い目を一針ずつ前に進めながら、ところどころ「返し縫い」して強度を上げていく。そんなイメージです。
1周目との一番の違いは「問題を解く目的」です。
1周目は「どんな問われ方をするか知る」フェーズでした。
2周目は「なぜこれが正解なのか・なぜ他の選択肢は違うのか」を確認するフェーズです。
正解した問題でも、理由を自分の言葉で説明できますか?
「なんとなく合ってた」「この選択肢が正しそうだった」で終わっている問題は、本番でひっかけ問題に出会ったとき崩れます。



2周目からは解説まで確認して、「なぜか」まで追う習慣をつけるのが目標です。
2周目からは、この「返し縫い作戦」で復習の回数を増やしていきます。
覚えたことを忘れないためには、問題を解いたあとに、あいまいな問題はすぐに復習することが大切です。
この繰り返しは、「しつこい」と感じるくらいの頻度が良いです。



そこで私が続けやすかったのが、△と✕を短期間で戻していく「返し縫い作戦」です。
「返し縫い作戦」は、その日解いた問題で理解度が△や✕の問題は◯になるまで解き続ける方法。
この前に解説した、通常の「インプット→アウトプット」を行った後の復習です。



具体例を出して説明します。
今回は1テーマ分で、5問あったとします。




インプットしたあと、5問全部解く
その結果、
問1、問3は【◯】
問2、問4は【△】
問5は【✕】
【◯】だった2問は終了。
3問を再度解く、その結果
問2はちょっと曖昧で【△】
問4、問5は【◯】
【◯】だった2問は終了。
短時間の間に問2は3回も解くことになるので、流石に覚えていると思います。
答えがどの肢か覚えていたとしても、理由付けまでしっかりできるか確認して、大丈夫そうなら【◯】判定、終了です。



このように、1テーマ分の勉強は「全問◯にするまで復習して完了」です!
2周目以降は、この方法で問題演習を進めていきます!
ちなみに、今回は解説のために上記の表を作成しましたが、みなさんは自分で表を作ったりしなくて大丈夫です。
私も、自分が勉強していたときは問題集のチェック欄で管理してました。
「◯になるまでやる。」それだけです!


注意
短時間で繰り返すと、正解肢が何番だったか覚えてしまう。
しかし、それで正解としても意味はありません。
◯判定を下すのは、理由付けまで自分の言葉で説明できた場合だけ。理由付けを徹底的にするようにしましょう。
ちなみにこのやり方は、棚田先生の「紙一枚勉強法」を参考にしながら、自分が続けやすい形に変えていったものです。
紙一枚勉強法そのものも試したのですが、私には少し作業量が多くて続きませんでした。



そこで、問題集のチェック欄だけで管理できるようにしたのが、今の返し縫い作戦です。
私は宅建に関するさまざまな勉強法を調べたり、試したりしてきました。
一見良さそうだと思っても続かなかったもの、ある講師は推奨していても、他の講師が否定している方法などなど…。
いろいろ試して、最終的に自分が続けやすかった形が今回ご紹介した「返し縫い作戦」です。
ベースになったのは、棚田先生の「紙一枚勉強法」です。
棚田先生の「紙一枚勉強法」はかなり作業量が多い。



綺麗に表を埋めるやり方なので、ちょっと予定が狂うと「できてない感」が際立ってしまい、私は続かなくなりました…。
あと、得意(何度も正解する問題)と苦手(何度も間違える問題)を同列に扱い、同じ回数復習するのも、私にはしっくりこなかった。
「紙一枚勉強法」のほかに、1周目で◯判定をした問題は2周目では解かない。
という方法も試しましたが、「◯だった問題は飛ばす」というのが、なんか不安で私には合いませんでした。
効率がいいことは頭で分かっていても、「飛ばす」という行動が、「やらないこと」を都度選択している感があって、嫌だったんですよね。
そこで、
この3つを満たせるように、自分なりに形を変えていったのが「返し縫い作戦」です。



「返し縫い作戦」で、賃貸不動産経営管理士は1ヶ月、FP2級は2ヶ月でそれぞれ1発合格できました。
2周目からは、問題の答えだけではなく、その周辺にある知識まで一緒に確認していきます。
周辺知識というのは、問われている知識の関連知識のこと。
例えば、
宅地建物取引士の登録を受けている者は、 宅地建物取引士証の交付を受けていない場合でも、その 住所に変更があれば、登録を受けている 都道府県知事に変更の登録を申請しなければならない。
正解は◯(正しい)です。



この問題を100%の精度で回答するために必要な知識は3つあります。
この3つの知識を確認するのは当然ですが、それだけでは終わらせません!
「変更の申請が必要な項目は、住所以外になにがあったかな?」
「変更はいつまでにするんだったかな?」のように関連知識を連想ゲームのように思い浮かべます。
その後に、テキストに戻って該当箇所を確認します。
テキストに戻ってみると、連想した内容が下記のページにまとまっていました。


このように確認すると、ピンポイントな論点だけではなく、同時に複数の知識を復習できるので一石二鳥!
わざわざテキストに立ち返る理由はもう一つ。
私は、文字だけで覚えるより、表や図の位置ごと覚えた方が記憶に残りやすかったです。


このように、テキストでは図や表を駆使して解説されています。
色や形があると、「ここにこんなこと書いてたな」「あのページの右下に、この知識があったな」などと、視覚情報として記憶できるんです。
そして過去問には、テキストにも載っていない細かい知識が散りばめられていることが多いです。



そのような知識を見つけたら、テキストに書き込んでおきましょう。
過去問を解いて解答を読むだけでは、知識は点でしか認識できません。
でも、テキストに戻って周辺知識まで確認すると、点だった知識が少しずつ線でつながっていきます。







この範囲をどんどん拡大していくと、漏れなくカバーできるイメージになりますよね!
直接テキストに書いちゃうのがおすすめですが、抵抗がある人は付箋でもOKです。
別のノートにまとめるよりは、テキストに集約させるのがおすすめ。



テキストに知識を集約して、テキストを自分専用の辞書に育てていきましょう!
2周目をやり切ると、1周目では「なんのことかわからない」と思っていた問題の意味がわかるようになってきます。



知識がつながり始めるこのタイミングが、点数が伸びやすくなる時期です。
1周目では全てがふわふわだったのが、2周目が終わる頃にはなんとなく繋がってくると思います。
ざっくりの土台ができた頃だと思ってください。
3周目以降は、なんとなくつながってきた知識の穴を見つけて、補修・補強していくイメージです。
2周目で理解の土台ができたら、3周目以降は「点数に変えるフェーズ」に入ります。
ここから目標が変わります。
「理解できているか」から「確実に正解できるか・迷わずに正解できるか」への切り替えです。
同じことを繰り返すのではなく、意識する内容を一段上げていきます。



具体的には、暗記と白紙アウトプットを勉強に追加して、苦手な暗記範囲を潰していきます。



やること増やすってことは、勉強する時間も増やせってこと?
勉強時間は、大幅に増やさなくて大丈夫です。今までと同じペースで、追加分もちゃんとこなせると思います。
3周目以降は、今までよりも早く問題を解けるようになっているはず。
インプットも最低限で大丈夫です。
1周目のように「知識を入れるため」や、2周目のように「理解するため」ではなく、3周目は「思い出すため」の軽いインプットをします。



最初にテキストをさらっと読んだり、スキマ時間に動画を流し聞きするくらいでOK。
インプットが軽くなって、間違える問題が減ることで、1〜2周目に比べて同じ量を短時間で終えられるはず。
この空いた時間を活用して、「暗記」や「苦手潰し」だけに向き合う時間を取り入れます。



でも、理由付けが大事なんじゃなかったっけ?
暗記に頼るのはダメじゃないの?
ここでいう暗記は、「この問題の答えは4番」と覚えることではありません。それはただの問題文と答えの丸暗記です。
私がここで言っている暗記は、問題が変わっても使える知識を覚えること。
数字、期限、書面の記載事項、比較表のような、試験本番で判断材料になる知識を覚える作業です。
例えば、宅建業の免許の更新はいつまでにしなければいけないのか?
答えは有効期間満了日の「90日前から30日前までの間」です。90日、30日の数字を「暗記」する必要があります。



こういう問題は、数字をど忘れしたらもうお手上げです。
特に宅建の問題は、似たような数字がたくさん出てきます。だからこそ、そこを引っ掛け問題で狙われることも多い。
「理解したことを忘れないで使う」この3ステップが勉強の本質。
「忘れない」ためには、やはり「暗記」という作業が必要です。
暗記は、基本的にはスキマ時間で行うのがおすすめです。



細切れの時間でもできるからだよ!
これまで通りに問題を解いて、解けなかった問題や、ちょっと理解が曖昧だった問題があれば、その範囲を補強するために暗記作業を行います。
少し長いですが、実際の問題で見ると分かりやすいです。
令和5年 問43
宅地建物取引業者Aが媒介により宅地の売買契約を成立させた場合における宅地建物取引業法第37条の規定により交付すべき書面(以下この問において「37条書面」という。)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解は4です
この問題の場合、「37条書面の記載事項と概要」を暗記していれば難なく回答できます。
しかし、暗記が甘いと一気に難しくなります。



考えて答えを導き出せる性質の問題ではないので、予想や勘に頼ることになっちゃいますね。
この問題が解けなかった、または迷ってしまったのなら「37条書面」についての知識が弱いということが発覚したことになります。
「37条書面の記載事項」と「37条書面の概要」の暗記事項をまとめておいて、スキマ時間はひたすら暗記に徹しましょう。
暗記が進むと、自信を持って答えられる問題が増えるので、とっても手応えがあります。



自信がつくとモチベーションも上がる!
宅建は理解が大事です。
でも、細かい数字や期限、書面の記載事項、業法のルールなど、覚えていないと解けない問題もたくさんあります。
暗記、苦手潰しに最もおすすめなのが、白紙アウトプットという勉強法。
表や箇条書きなどのまとまりを、そのまんまの形で暗記するという力技です。宅建業法や法令上の制限みたいな暗記範囲には、これがかなり効きます。



結構辛いけど、私はこの方法が一番効果を実感できました。
やり方はこんな感じ
これを、表を丸ごと書けるようになるまで繰り返します。



私は用途制限や、日影規制など、他にもいろいろ、この方法で頭に叩き込みました。
問題演習だけだと、知識が点になりやすいです。
あっちの問題でこの知識、こっちの問題であの知識。
結局、全体として何を覚えればいいのか曖昧になりやすいんですよね。
表や箇条書きをそのまま覚えることで、この表の右上なんだっけ…など、位置が記憶に残る。視覚情報で脳に刻み込むことができます。
何回も書くと、表の形や位置まで画像みたいに残ります。
本試験でド忘れしても、その場で表を再現できると、文字だけで覚えているより思い出しやすくなります。
汚くていい、書けたら捨てるでOKです。要らない裏紙とか、安いノートでやりましょう。
白紙アウトプットはスキマ時間ではなく、まとまった時間を取れる時におすすめ。



本当にしっかり覚えていないと書けないので、「覚えたつもり」を撲滅できます。
暗記について、詳しく語ると長くなるので、別記事でガッチリまとめています。


白紙アウトプットに使える表や暗記シートも配布しています!
3周目以降は、全範囲を1周するごとに模試を1回行いましょう。
模試の役割は、主に3つです。
ただし、模試は受けて終わりではありません。点数を見て一喜一憂するだけではもったいないです。
模試で見つかった弱点を、次の周回でどう潰すか。
ここまでやって、はじめて模試を受ける意味があります。
本試験と同じ形式で模試を行うことで、現在の実力がわかります。



模試の点数や手応えを基準に、今後の学習プランを決めていくよ!
例えば、こんな感じです。
具体的な点数がわかるとモチベーションが上がりやすいですし、点数が低く、残された期間が短ければ焦ります。



「これはヤバい!」と、やる気スイッチが入って火事場の馬鹿力がでることも。
高得点を取れると、自己肯定感が高まり勉強が楽しくなってきますよ!
ただ、結果を見て一喜一憂するだけで意味がありません。
模試はやりっぱなし厳禁。きちんと復習や分析をして次に活かしましょう。
模試を通して、自分が苦手なところ、今後優先して復習するべき範囲を特定します。
宅建は、科目やテーマごとに難易度が違います。
そのため、全範囲を満遍なく勉強するよりも、「この科目は◯点」など、個別に目標点を定める必要があります。
合計 40点
具体例として、模試を解いてみた結果、
宅建業法は「20点中12点」
民法は「10点中6点」だったとします。どちらも6割です。



でもこの場合、優先的に復習する必要があるのは絶対に「宅建業法」です。
宅建業法は、満点レベルを狙う必要がある範囲だからです。対して民法は、半分取れてれば及第点です。
この結果が出た段階で、民法と宅建業法を同じ量復習するのはナンセンス。
今回の例では、苦手は宅建業法だということが、模試によって判明しました。民法はとりあえず置いておいて、宅建業法満点を目指す勉強に集中しましょう。
目標点や難易度・優先度については、こちらの記事を参考にしてください!
模試として販売されているものには、普段の過去問題集には収録されていない新作問題(予備校オリジナル問題)が入っていることもあります。
つまり、初見の問題を解くことができます。
初見の問題が収録された模試を解くことで「あいまいな知識(苦手)」が浮き彫りになります。
なぜ初見の問題を解く必要があるのか、いつものと何が違うのか。



それは、無意識に「問題文と解答」をセットで覚えてしまうことがあるからです。これも、具体例で説明します。
極端な例ですが、
12+34×56÷(78‐9)=39
この計算問題を解くとしたら、四則演算の手順を知らなければ計算できません。
※左から順番、でも「+-」よりも「×÷」が優先で、だけど()があったらそれが最優先で、ってやつです。
しかし、何度も同じ問題を出されると「答えは39だ」と覚えませんか?
一度答えを覚えると、計算する過程を飛ばして「39」と答えるようになります。
つまり、本来なら
「❶問題を読む→❷計算をする→❸解答をだす」この3ステップのはずが、いつの間にか
「❶問題を見る→❸解答を思いだす」の2ステップに省略されます。



頑張って意識しないと、無意識でやってしまう人が多いと思います。私もそうでした。
そのうち、「❷計算する」過程で必要な手順を忘れてしまうと、数字が変わったらもう解けません。
宅建試験でも、毎年同じ問題が出題されるなら、答えを覚えてしまえば正解できます。
しかし、もちろん新作問題もたくさん出題されます。
新作問題であろうが「解くために必要な知識」。先程の例でいう四則演算の手順を覚えていると答えを導き出せます。



そして宅建試験では、初見の問題を解けるかどうかが、合否の分かれ目になる可能性が高いです。
なぜなら、「問題文と解答の丸暗記」が危険だと気づいていない人が実は多いから。
私も、これが原因で落ちたことがあります。だから、何年も1点足りない人とか、「問題集10周解いたのに落ちた」とか言う人がいるんです。
問題文と答えを直接結びつけて覚えている人は、応用が効きません。その結果、初見の問題に対応できず、合格ラインにたどり着けません。



模試は丸暗記発見器としても使いましょう。
模試を受けたら、必ず復習、ここでも返し縫い作戦です。問題集と同じように扱いましょう。
模試にはそれぞれ、ちゃんと解説がついているので、間違えた問題や、理由付けがあいまいだった問題を、◯判定にできるまで繰り返し解きましょう。
もちろん、理由づけも必ずしてね。
ただし、模試の場合は問題集の返し縫い作戦と違って、例外があります。
重要度の低い問題は、保留にしても大丈夫。
どの模試なのか、商品にもよりますが、大抵の模試には問題ごとに重要度が設定されています。



重要度が低い問題は、返し縫いの対象から外してもいいと思います。
模試で間違えた問題だけを見直して終わりでは足りません。
その問題の周辺知識まで戻ることが大事です。
たとえば、35条書面の問題を間違えたなら、その選択肢だけ確認するのではなく、
35条書面の記載事項覚えてるかな?
37条書面との違いはなんだっけ?と、そこまで確認しておきます。
報酬額の問題を間違えたなら、その計算だけではなく、媒介と代理、売買と賃貸のパターンまで戻ります。



結構大変で、ここまでやると模試は1日仕事です。
私は、休日のまとまった時間全部使って、今日は模試の日!という感じでやっていました。
でも、これをしつこくねちっこくできる人は、直前期にめちゃくちゃ伸びます。
逆に、模試を受けっぱなしにして「ふーん、結構できたなー」で終わると、ただ疲れて終わりになってしまいます。
模試は苦手分析など以外にも、模擬試験という名称の通り「本試験の練習」という目的があります。
直前期(本試験の1ヶ月くらい前)になったら、解答テクニックの練習を目的とした模試を行うようにしましょう。
本試験では問題を解くための知識だけではなく、テクニックや戦略を駆使することも重要です!
例えば、登山やマラソンをイメージしてみてください。ゴールに辿り着くために、事前にコースや天候を分析し戦略を立てますよね?
事前情報なしで闇雲に進んでも、100%のパフォーマンスは発揮できません。



宅建試験でも、2時間で50問を100%の実力で解くためには準備が大切なんです!
宅建試験には、知っているだけで数点変わる可能性があるテクニックがあります。
「解く順番」「時間配分」「時短テク」この3点セットです。



体で覚えて実践できるようにする系のものなので、模試で練習しておきましょう!
宅建の試験は、問1から順番に解く必要はありません。
| 時間配分 | 分野 | 目標得点数 | 難易度 | 重要度 |
|---|---|---|---|---|
| 第1ラウンド 13:00〜13:40分 (40分間) ※5問免除者は13:10〜13:40の30分間 | ①宅建業法 問26〜問45 計20問 | 19問 | 全体的に低い | A |
| ②免除科目 問46〜問50 計5問 | 4問 | 全体的に低い | A | |
| 第2ラウンド 13:40〜14:10 (30分間) | ③権利関係(特別法) 問11〜問14 計4問 | 3問 | 問題によって異なる | B |
| ④法令上の制限 問15〜問22 計8問 | 6問 | 問題によって異なる | B | |
| ⑤税その他 問23〜問25 計3問 | 2問 | 問題によって異なる | B | |
| 第3ラウンド 14:10〜14:40 (30分間) | ⑥権利関係(民法) 問1〜問10 計10問 | 6問 | 全体的に高い | C |
何度も試した結果、私的に一番スッキリ効率的に解ける順番と時間配分です。
先に得点しやすい宅建業法を片付けてから取り組む方が安全です。得意科目を先に終わらせておくと精神的な余裕も変わります。
時間配分と順番を設定するだけではまだ不十分です。宅建の試験時間は一般受験者は2時間、5問免除者は1時間50分。
徹底的に時短しましょう。削ることができるのは主に「問題文を読む時間」です。
全部書くと長くなるので、時間配分や時短テクについては、こちらでまとめています!
ちなみに、私は初めて宅建試験を受験した時、これらのテクニックを一切知らずに落ちました。
あの時、こういう情報があれば、それだけで受かってたんじゃないかな…と、今でも思います。たらればですが。



知っているだけで拾える点は、確実にあります。
「小手先のテクニックなんて」と甘く見ないで、ちゃんとやってみてね。
ここまで読んで、「やること多いな」と感じた人もいると思います。
すごく複雑に感じますよね…。
私もこのサイクルを最初から回せていたわけではありません。



むしろ、できなかったから4回も落ちました。
この記事を読んでくれた人が、なるべく迷わず進められるように、体系的にまとめました。
ここまでの流れをきちんと回せれば、合格にかなり近づけると思います。
宅建は独学でも合格できます。
でも、全部自分でやる完全独学が向いている人と、少しは他に頼った方がいい人は分かれます。
完全独学に向いているのは、こういう人です。
逆に、通信講座などで「管理」を外注した方がいい人は、こういう人。



ここで大事なのは、独学が偉いわけでも、通信講座がズルいわけでもないことです。
合格に必要なのは、自分に合う方法を選ぶこと。
私は独学で何度も遠回りしました。だからこそ、全員に独学をすすめたいとは思いません。
自分で自分を管理して、サイクルを回せる人は、独学でもいけます。
でも、管理や継続が不安なら、最初から仕組みを使うのも全然ありです。
私は4回分の失敗を経て、ちょっとずつ成長してやっと5回目で合格できました。
「最初から情報さえあれば合格できたかも」っていう惜しい年もありました。
「どんなに情報があっても、仕事・育児・体調・メンタルが崩れると実行できない」と感じた年もありました。
大事なのは、「今の自分に何が足りないか」を冷静に見られることです。



でもこれって、焦ったり、疲れたり、自分の状態が悪い時ほど正確に働きません。
独学大丈夫かな…と不安になったら、一度下記の診断を試してみてください。
\独学か通信講座か迷っている人へ/
この記事で伝えたかったことを整理します。



この記事は、学習が進むごとに読み返してもらうことを想定して書いています。
最初は「何から始めるか」の答え合わせとして、2周目・3周目の入り口では「今自分がやるべきことの確認」として使ってください。
宅建の勉強で一番もったいないのは、やり方で迷い続けて時間を失うことです。
独学でいくのか、通信講座を使うのか。
まだ迷っているなら、まずは以下の診断で整理してみてください。
\勉強法で迷っている人へ/
この記事内でご紹介した関連記事一覧
3〜5つの質問に答えるだけ。
独学でいけるか、通信講座を使った方が安全かわかります。
忙しい社会人は、まとまった勉強時間を取るのは難しいと思います。
独学は、とにかくやることが多い。
独学時代の私は、今振り返っても「勉強すること」以外に使っていた時間が本当に多かったです。
スタディングなら、「勉強以外」を全部丸投げして「勉強に集中」できます。
そして安いこと!
うちの夫は、今年スタディングで受験します。
息をするように勉強している姿を見て、「紹介してよかった」と心から思っています。
スタディングについて、もっとよく知ってから検討したい人はこちらの記事も読んでみてください。
初心者さん、何から始めればいいかわからない人、独学で遠回りしたくない人に読んでほしい一冊です。
宅建は「今の自分に必要な知識」を積み上げる試験です。



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