FP2級【2ヶ月(120時間)で育休中に一発合格】年子育児と勉強の両立!短期合格のコツを解説!
■ FP(ファイナンシャルプランナー)って人気らしいけど、どんな資格なのかな?
■ FPの難易度は?自分にも取れそうな資格か知りたい。
■ 勉強時間や学習期間ってどのくらい?おすすめの勉強方法は?
FPって有名な資格なのでなんとなく聞き覚えがあっても種類が色々あったり内容も幅広いので、いまいちどんな資格なのか掴めないですよね。
私は2級FP技能検定に2ヶ月間、約120時間の勉強で一発合格することができました!(3級は飛ばしていきなり2級から受検です。)
この記事では私が2級FP技能検定の受検を検討していた段階や、実際に勉強を進めている最中に疑問に思ったこととその解決を主にまとめています。
体験談に近い内容になっていますが、これからFPを受検される方へ向けて学習計画を立てる参考になるよう心がけて書きました。
私が勉強をスタートしたのは次男出産直後。新生児+長男1歳2ヶ月の育児の合間に毎日2時間くらい勉強していました!
小さいお子さんが居る人はもちろん、社会人さんや学生さんも1日2時間程度の勉強時間だとどのような勉強方法で合格できるのか、モデルケースの一つとしてご自身の生活に重ねてみてください!
- 2級からいきなり受検で学習期間を短縮!
- 短期合格を目指すなら教材はアガルート!
※アガルートFP技能検定講座は、現在一時販売休止中です。 - 短期合格の鍵は「しつこく復習する」こと!
大手不動産会社で社内営業成績1位を3年継続
学力皆無、地元でドベの高校卒
宅建試験4度の不合格を経て5度目の受験で合格
宅建試験1ヶ月前に第一子を出産
資格
宅地建物取引士|賃貸不動産経営管理士|2級ファイナンシャル・プランニング技能士
親が地主、オーナー会社共同経営
目次から読みたいところに飛べます
記事の途中でも画面右下
FP資格の種類と取得方法
FPの正式名称は「ファイナンシャルプランニング技能士」です。試験は「日本FP協会」と「金融財政事情研究会(きんざい)」という2つの団体が実施しています。
試験内容は学科試験と実技試験に分かれており、それぞれ受検します。学科と実技2つとも合格するとFP技能士の資格を取得できます。
資格の種類は大きく分けて2種類です。
- 国家資格のFP技能士(1級〜3級)
- 学科試験と実技試験があり、両方合格するとFP技能士を取得できる
- 一度取得すると一生有効
- 2級3級は日本FP協会ときんざいのどちらで受検しても同じ資格を取得可能
- 1級学科試験は日本FP協会のみ、実技試験はどちらでも受検可能
- 民間資格のAFP・CFP
- AFP・CFPは日本FP協会のみで取得可能
- 継続教育を受け、更新が必要
- AFPは「AFP認定研修の修了+2級FP技能士検定合格」で登録可能
- CFPは「AFP認定者+CFP資格審査試験合格+3年以上の実務経験」で登録可能
一般的に認知されているのは国家資格のFP技能士のほうです!
民間資格の2つはAFPが2級FP技能士、CFPが1級FP技能士と大体同じくらいの難易度です。
AFP、CFPを取得すると継続的に学び続ける必要があるので、知識の劣化を避けられて最新情報を得ることもできます。その代わり、資格を維持するためには手間と費用がかかる!
資格を取得するには、3級FP技能士以外は受検資格があります。
2級FP技能士の取得を目指す場合は、先に3級を取得するかAFP認定研修を修了する必要があります。※FP業務に関して実務経験が2年以上ある人はいきなり2級から受検も可能です。
FP2級FP3級
日本FP協会ときんざいの違いは?どちらで受検したら良いの?
どちらで合格しても、取得できる資格は同じものです。FP技能検定は学科試験と実技試験があり、学科試験の内容は日本FP協会ときんざいどちらも同じですが、実技試験の内容は異なります。
そのため、どちらで受検するかは受けたい実技試験の内容を基準に選ぶと良いでしょう。迷ってしまったら、日本FP協会の資産設計提案業務がおすすめです。
理由は、きんざいに比べて難易度が低く問題集などの教材も豊富なためです。市販問題集は「基本は日本FP協会の問題、ついでにきんざいも少し載せとくね!」くらいの構成のものが多いです。
実技試験の傾向としては、全範囲を浅く広く出題する傾向にあるのが日本FP協会の「資産設計提案業務」です。
きんざいでは3級では「個人資産相談業務」「保険顧客資産相談業務」の2種類。2級になると「中小事業主資産相談業務」「損保顧客資産相談業務」の2種類を追加した全4種類のなかから選びます。
FPの試験範囲は下記の6分野に分かれます。実技試験全5種類の内訳はこんな感じです。
分野 | きんざい | 日本FP協会 | |
---|---|---|---|
個人資産相談業務 中小事業主資産相談業務 | 生保顧客資産相談業務 損保顧客資産相談業務 | 資産設計提案業務 | |
ライフプランニングと資金計画 | ◯ | ◯ | ◯ |
リスク管理 | △ | ◯ | ◯ |
金融資産運用 | ◯ | ✕ | ◯ |
タックスプランニング | ◯ | ◯ | ◯ |
不動産 | ◯ | ✕ | ◯ |
相続・事業承継 | ◯ | ◯ | ◯ |
問題数 | 15問 | 15問 | 40問 |
きんざいの問題のほうが細かい知識が必要になるので難しく、その分出題数は少なくなります。時間は同じ90分間です。
リンクを開くとそれぞれの問題を閲覧できます!
ちなみに、会社からFPの受検を指示されるなどの場合は団体受検できんざいの会社が指定した種類の試験になることが多いようです。自分で調べるよりも会社にきちんと確認しましょう。
FP技能検定概要
1級FP技能士 | 2級FP技能士 | 3級FP技能士 | |
---|---|---|---|
試験日程 | 学科(きんざいのみ) 年3回:5月9月1月 実技(きんざい) 年3回:6月9月2月 実技(日本FP協会) 年1回:9月 | 学科(FP協会、きんざい) 年3回:5月9月1月 実技(きんざい) 個人、生保:5月9月1月 中小:9月1月 損保:9月 実技(日本FP協会) 年3回:5月9月1月 ※2025年度以降CBT化予定 | 学科(FP協会、きんざい) 年3回:5月9月1月 実技(FP協会、きんざい) 個人、生保:5月9月1月 ※2024年度からCBT化、休止期間以外いつでも受検可能 |
受検料 | 学科(きんざいのみ)8,900円 実技(日本FP協会)20,000円(きんざい)28,000円 | 学科5,700円 実技6,000円 | 学科4,000円 実技4,000円 |
受検資格 | ・2級合格者で実務経験1年以上 ・実務経験5年以上 ・CFP認定者 ・CFP資格審査試験合格者 ・職業訓練FP要請コース修了者で実務経験1年以上 ・AFP認定研修を終了した者 | ・3級合格者 ・AFP認定研修修了者 ・FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者 | なし |
※金額は全て非課税です。
CBT試験だと、好きな日程に好きなテストセンターで気軽に受検できます。万が一不合格でも、またすぐに再受検できますよ!
1級の受験資格は免除対象の条件などもあって少々複雑なので、上記のフローチャートで確認または試験団体のHPを見てみてください。
【日本FP協会】【きんざい】
FP技能検定の合格率
日本FP協会 | きんざい | |
---|---|---|
1級 | 学科実施なし 実技:70%〜90% | 学科:10%前後 実技:80%〜90% |
2級 | 学科:40%〜50% 実技:50%〜60% | 学科:20%〜30% 実技(個人):20%〜40% 実技(中小):40%〜60% 実技(生保):40%〜60% 実技(損保):50%〜60% |
3級 | 学科:70%〜80% 実技:80%〜90% | 学科:50%〜70% 実技(個人):60%〜80% 実技(保険):40%〜60% |
きんざいよりも日本FP協会のほうが合格率が高い傾向にあるのは、きんざいでは企業単位で申込みをする団体受検が多いためと言われています。
自分の意思ではなく、会社に受けろって言われて嫌々受けるモチベーションの低い人が多くなりがちなので、合格率も低くなります。
2級の合格率は比較的高いように感じますが、2級受験生のほとんどは3級取得者であり、それ以外の人も実務経験があり事前知識が多めの人です。そのため、受検資格のない他の資格の合格率と単純に比較できません。
FP3級の次はFP2級を目指すべき?
難易度の違いはどのくらい?
私がFP2級を受検した感覚としては、せっかくFP3級を取得したならFP2級まで取得するのがおすすめです。なぜなら難易度はそこまで大きく変わらないから。
山登りに例えたら、2級が頂上で3級は7合目までは登れてる感じ。せっかく7合目まで頑張ったんだから、頂上まで登っちゃえ!
それに、FP3級までだと「仕事に資格を活かす」という意味ではちょっと心許ない感じがします。FP3級だと難易度を知っている人からすると「受ければ誰でも取れる」なんて言われてしまう資格らしいのです…。3級は名刺に載せるなんて恥ずかしいなんて意見もあるんだとか。
私の場合は、せっかくなら名刺に載せてアピールしたかったので、そんな世間体が気になっちゃいました…そのため、2級まで取得する道を即決!
ちなみに、1級になると知識の深さが段違いになるみたいです…!2023年5月の学科試験では合格率3.51%でした。知識があることを証明する意味での肩書なら2級で充分。どうしても1級を取りたい!!という強い熱意や理由がある人はがんばってください!
FP3級とFP2級の難易度の違い
試験範囲は基本的に同じ!
FP3級と2級の試験範囲は基本的に同じです。同じ範囲のなかで、2級のほうがより細かい知識を問われるようになります。
私の感覚としては、3級と2級では問われる問題一つ一つの知識レベルに大きな違いはないように感じましました。内容というよりは、2級になると問題文が長く少々言い回しが小難しくなり、出題形式が変わることで適当に答えて運や勘で点数を稼ぐことができなくなります。
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例えばこの問題、3級でも2級でも同じ「6つの係数」について聞かれています。この問題は「6つの係数」を覚えているだけで2級でも簡単に解けますが、覚えていなければ3級ですら解けない単純知識問題です。
必要な知識は同じなのに、2級の問題のほうが難しく感じるのは「4択で、問題文が長くて、言い回しが小難しいから」です。
3級の問題は問題文が短く理解しやすく、なおかつ3択なので適当に選んでも当たる確率が高いです。この違いで、3級のときは「なんとなく」でも解けていた問題が2級になると解けなくなります。
より細かい知識を覚える必要はもちろんありますが、読解力と慣れで乗り切れる!慣れるためには過去問演習です!
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3級学科試験出題範囲
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2級学科試験出題範囲
上記画像のピンクの枠内が2級追加範囲です。2級になると個人だけではなく法人に関する知識が追加になります。
追加範囲は少ないので、3級で学んだ知識はそのまま使えます!記憶が新しいうちに早めに2級まで受けてしまうのがおすすめ!
私がFP2級を受検した理由
この章では、私がFP2級の受検を決めた理由と、取得したことで当初の目的を達成できたのかについてお話しています。興味がない人は飛ばしてください!
→次章「FP2級合格に必要な勉強時間は200時間が目安!独学でも取れる!」へスキップ
受検を検討している段階の人はぜひこのまま読んでみてね!
私がFPを取得しようと思ったのは、下記の2つ
- 宅建と相性がいいから
- 私生活に必要な知識を得られるから
私がFP2級を受検した理由
①宅建との相性がいい
私は賃貸物件の営業職として務めている宅建士です。実務上、お申し込みをいただくお客様のお財布事情に深く首を突っ込んでお話させていただく機会が多いです。
FPは生活に関わるお金に関する知識を学べるので役立つと感じました。
試験範囲に関しても、私の保有する宅地建物取引士や賃貸不動産経営管理士と試験範囲がかぶる部分があるので、0からスタートするよりは比較的楽に狙えます。
宅建とFPの試験範囲がかぶるのはFPの試験範囲のうち5分の1くらい!
内容が同じだけではなく、難易度は宅建よりも低かったので宅建の学習経験者はかなり有利だと感じました。
宅建との絡みでもう一つ感じたのは、同じ範囲の問題でも「FPの勉強」つまり違う視点から学ぶと宅建で学んだ知識の理解がより深まったことです。
特に「不動産に関する税金」の範囲。「居住用財産の譲渡の特例」とか「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円特別控除」とか「居住用財産の軽減税率の特例」とか、あのへんです。
税金に関しては宅建よりもFPの方が深く学びます。そのため、宅建の勉強では優先度が低くいがためにあまり時間を割けなくて、正直暗記に頼った論点もFPの勉強を通して学ぶとより深く理解することができました。
自分が宅建試験を受験したときは税金の範囲は苦手分野でしたが、FPで学んだ今なら「得意分野になった!」と自信を持って言えます。
宅建試験に破れて翌年リベンジを検討している人や、受験を検討している人は一度FPの受検を挟むのもありだと思います!
「今年の宅建だめだった」とわかってから次の宅建試験までは1年あります。
1年丸々宅建に費やすより、2〜3ヶ月FPを学んでから宅建に備えるでも全然遅くない!資格が2つ取れて理解も深まるなんて一石二鳥です!
もちろん、FPに合格した人が次のステップとして宅建を目指すのもいいと思います。FPで学んだ知識を活かして、効率的に合格を目指せます!
私がFP2級を受検した理由
②生活に必要な知識を得られるから
仕事とは関係のないところで、結婚をして子供ができたことで自分と家族の生活や将来について考えるようになりました。
なんとなく気になっていたけど、調べるのが億劫でモヤモヤしていたのがこんな内容。
- 最近話題のNISAが気になるから投資についての基本知識を得たい、資産運用への苦手意識を払拭したい
- 「民間保険は要らない」というアドバイスをもらったけど自分では知識が浅く保険選びに自信がない
- 自営業で働く親の老後が心配、年金っていくらもらえるのかな…
- 近い将来マイホーム建築の予定があるので、住宅ローンについて詳しく知りたい
- 子供が2人になったので、教育資金を含めたライフプランの見直しがしたい
結果として、このようなふんわりとした不安や苦手意識はFPの勉強を進めるうちに少しずつなくなりました!
今まで、資産運用に関するニュースなんて意味がわからなくて日本語に聞こえませんでしたが、今はなんとなく何話してるのかわかるようになった!!
FP2級合格に必要な勉強時間は200時間が目安!
一般的に必要とされているFP2級の合格に必要な勉強時間は150〜300時間と言われています。かなり幅広いですよね。ですが、私が実際に勉強した感覚としても必要な勉強時間は人によってかなり変動すると思いました。
なぜそんなに変動するのかというと、事前知識の量によって理解する速度が変わるから。つまり、実務経験が豊富な人や他の資格試験で同じ範囲を学んだことのある人はその分勉強量が少なくても受かると思います。
例えば、宅建士の私は不動産分野が得意でした。
生保レディさんとかが受けるならリスク管理、証券会社のかたが受けるなら金融資産運用がそれぞれ大得意だと思います!
その他にも、FPの場合は日常生活でも馴染み深い内容が問われるので、ある程度の経験がある30代以降の人くらいからは人生経験がアドバンテージだと思います。
公的な保険や年金、民間の保険や住宅ローンに地震保険、車の保険なんかは日常生活で利用したり、加入を検討するときに補償内容の説明を受けたり調べたりすると思うので多少の知識はあると思います。
反対に学生さんなど若い人だと、まだこのような経験は少ないと思います。0からの勉強になる可能性もあるので、少し余裕をもって計画してみるといいでしょう。
自分が利用したことのある制度だと馴染み深く頭に入って来やすい!「あ、これ知ってる〜」って思いながら体系的に学ぶのも楽しいですよ!
200時間くらいを基準として、事前知識のある人はその分引いて考えると自分に必要な勉強時間の目処がつくと思います。心配な人は余裕を持ってスタートしましょう!
ちなみにFP3級に合格するための学習時間の目安ですが、一般的には80時間〜150時間と言われています。
私は勉強をはじめて3週間経過(勉強時間約50時間くらい)した頃に3級の過去問を試しに解いてみましたが、結果は「学科45点、実技65点」学科36点、実技60点で合格なのでギリギリセーフ。
もし3級を受検していても、おそらく1ヶ月ほど勉強すると受かっていたのかな?ということです。目安にしてください!
FP3級を飛ばしていきなり2級からの受検も可能!
FP3級は特に受検資格がないので誰でも受検することができます。しかし2級の場合は受検資格が必要です。
- AFP認定研修を終了した者
- 3級合格者
- FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
3級やAFPがなくても「実務経験を有するもの」に該当するといきなり2級から受験できます。実務経験と認められる幅は結構広いみたいです!以下、日本FP協会のHPより引用します。
次のいずれかに該当する場合、おおむね「実務経験」として認められます。
引用元:日本FP協会
- 証券会社、保険会社、銀行、クレジット会社などの金融機関に勤務している方
- 保険会社(代理店)の職員
- 税理士、弁護士、司法書士、行政書士などで、資産に関する相談業務に従事している方
- 会計事務所の職員
- 不動産会社、建設会社など土地建物取引・建築・相談業務に従事している方
- 投資顧問会社の職員
- 生活協同組合などの共済等の担当職員
- 商品先物取引会社の職員
- 一般事業会社および官公庁の福利厚生担当者および、金融・財務・経理担当者
- 商事会社の商社金融担当者、商事会社やコンピュータ会社等の金融機関営業担当者および、ソフト開発担当者
「不動産会社、建設会社など土地建物取引・建築・相談業務に従事している方」と記載がありますが、私の実務経験である賃貸不動産の媒介は該当するのかな…?宅建業法的には賃貸の媒介も「建物の取引」に含まれるけど、FPの実務経験と言われるとしっくりこないかも?
不安だったので問い合わせをしてみました。
「自己判断で」とHPにも書いてありましたが、直接問い合わせをしてもやはり同じ回答。自己判断した結果、「建物の取引と資産管理について10年ほど携わっている」という認識があるのでそのように申告して2級からの受検にしました。
申込時に会社名や実務経験の内容について申告する欄があったのでそのまま申告しました。上記メールの文面からすると、申込時に申告した内容が実務経験と判断されなければNGということみたいなので、問題なかったみたいです!
「実務経験」の幅は意外と広いので、2級からいきなり受検を検討している人は自分が当てはまらないか確認してみましょう!
3級を飛ばしていきなり2級からの受検にしたことで「学習期間を短縮して効率よく学べた!」と感じました。
FP技能検定は年に3回実施されます。私が思い立ったタイミングは11月だったので、まだ3級試験のCBT化がされておらず、次回の試験日は1月その次が5月です。3級を取得してから2級だと、2級取得までに6ヶ月以上かかるので長いと感じました。
AFP認定研修のルートも検討しましたが、AFPの取得と継続にはいろいろと費用がかかるし、賃貸不動産の営業としてはAFPまで必要ないかな…と感じて一旦2級FP技能士だけ取得する方向で考えました。
11月スタートなら1月試験までの2ヶ月間で2級を目指すのが、程よくタイトながら自分にもできるスケジュールかな?と思ったんです!
あまり期間が長いと余裕ぶっこいてダラダラしてしまう可能性があったので…。2ヶ月くらいがちょうど良かったです!
FP2級に2ヶ月で合格!
実際に使用したおすすめ教材はアガルートFP技能検定講座
※アガルートFP技能検定講座は、現在一時販売休止中です。
私は今回通信講座アガルートの講座を受講して挑みました。
受検を終えた感想としては、FP2級は「難易度的には独学でも狙える資格」だと感じました。けど、アガルートを選んでよかった!さすがは通信講座といった市販教材にはない良さがありました。
この章では「独学でも充分」と感じたのに、それでも「アガルートにしてよかった」と思った理由とアガルートのいまいちだった点について解説します。
私がアガルートを選んだ理由3つ
最強にコスパが良いから
アガルートのFP講座では、2級に合格すると教材費「全額返金」の合格特典に申し込みすることができます!
受講料は65,780円と安くはありませんが、合格したら0円です。「万が一落ちたら損をする…」というプレッシャーを感じたことで手を抜かず、本気で頑張り抜くことができました!
講師に直接質問できる
受講中にわからないことがあっても、質問サポートを20回無料で利用することができます。しかも講師に直接答えてもらえるので安心感があり、モチベーションも上がる!
質問方法は専用フォームからで操作感がよく使いやすかったです!
合格に必要な知識だけを凝縮
アガルートのFP講座を受講して感じたのは、教材の内容がかなり絞られて必要最低限に凝縮されているということ。
学習を終えてみて、短期間で合格できたのはアガルートの教材のおかげだったと実感しました。
全額返金目当てでほぼ即決だったので、選んだあとで知ったのですが合格率もすごく高いです!2級合格率はなんと88%!
アガルートFP技能検定講座の概要
内容 | |
---|---|
学科対策パーフェクト | 学科試験の頻出過去問の肢を全て✕に変えた問題集。テキストと一体になっている。【講義動画14時間】 |
実技対策パーフェクト | 実技試験の頻出問題を48パターンに絞って掲載。必ず出る範囲を確実におさえることができます。【講義動画2時間】 |
3級過去問2回分 | 3級は2回分、2級は6回分の過去問がついてきます。 FPは過去問から繰り返し同じ論点が出題されるので、過去問演習は外せない学習内容です。 |
2級過去問6回分 | |
金額 | 65,780円 |
学科対策パーフェクトのテキスト部分はB5サイズで189ページ。市販テキストはA5サイズで500〜600ページくらいのものが多いです。B5はA5よりも一回り大きいサイズですが、その違いを考慮してもアガルートは半分ほどのボリュームにまとまっています!
ページ数が少ないってことは知識量も足りないのでは…?と不安に思うかもしれませんが、この教材で2ヶ月の学習期間でもかなり余裕のある点数で合格できたので問題ないです!
1回だけ、わからない論点をどんなに探しても見つからなかったこともありましたが、質問フォームから質問してみると、その問題は「余裕があれば覚えたほうがいい」程度の重要度が低いものだったみたいです。
2ヶ月間で余裕のある点数で合格できたのはこのコンパクトな教材で学習時間を短縮できたおかげ思っています!
アガルートのFP講座は同じセットで3級、2級の両方に対応しています。市販教材だと3級2級それぞれに分かれているものがほとんどなので、3級合格後に2級となると新しい教材を購入してまた1から学習を始める流れになります。
そうなると、ほとんどが「ここはもう知ってるな…」という知識の確認作業が多くなります。その要領でインプットをし直すなら、問題演習に時間を使ったほうが効率的です。
アガルートだと同じ教材で地続きに学習を進められるので、無駄がないです!
\合格すると全額返金/
簡単1分で無料体験登録!
アガルートFP技能検定講座の詳細についてもっと知りたいかたはこちらも読んでみてください!
おすすめ直前予想模試
アガルートの教材にはテキストや問題集、動画講義などは豊富ですが模試がありませんでした。
実際に本試験と同じ制限時間のなかでマークシートを用いて練習がしたかったので、模試は別途購入することにしました。
特に2級の実技時間は記述式なので、ぶっつけ本番だと少し不安があったんです。
本試験よりも少し難易度が高めに設定されている「あてる」を購入。選んで大正解でした!
- 直前つめこみノート
- 予想問題の的中率が高い
- 苦手論点チェックシート
直前つめこみノート
直前期や隙間時間に使える重要ポイントをまとめた小冊子「直前つめこみノート」がついています。
全75ページ、A5サイズの冊子なので持ち歩きにとても便利!本当に大事なところだけコンパクトにまとめられたメモのような冊子です。赤シートを活用できるようになっています。
試験会場ではこの直前つめこみノートでギリギリまで確認作業をしている人がたくさん居ました!みんなこの模試買ったんだなぁ
予想問題の的中率が高い
FPは他の資格試験よりも、過去問から同じような選択肢や論点が出題される傾向が高いです。この模試は過去に繰り返し出題された選択肢を多く採用した問題構成になっているため、直前期の復習にピッタリでした!
2023年9月試験での的中率は学科試験全60問中なんと49問も的中だったそうです!私が受けた2024年1月試験もかなり当たっていました!
実技対策は模試1回分の他に、出題頻度の多い論点に絞った実技ドリルが掲載されています。メインで使用した教材のアガルートでも「ここでるよ!」と言われていた問題ばかりだったので、直前期に改めて復習できてよかったです。
苦手論点チェックシート
答え合わせをする際は、苦手論点チェックシートを確認しながら採点します。各問題がどの論点からの出題なのか一目でわかるようになっているので、重点的に復習するべき範囲や最悪捨てる範囲を決めるのに役立ちます。
\タップで画像を拡大できます/
直前期になると無駄な時間は使えませんから、自分の実力を正確に測って戦略を練るのが大切です!
独学で勉強したい人におすすめな教材
アガルートは全額返金が利用できるといっても、万が一のことを考えると65,780円という金額に、尻込みする人もいると思います。
市販教材ならこちらがおすすめです!アガルートなどの通信講座と違って質問サポートはありませんが、テキスト・過去問集・予想模試の合計で6,600円で揃います。
Kindle版も販売されているので、iPadなどを用いて学習したい人にもおすすめです!
テキスト
問題集
模試
おすすめする理由はYouTubeで無料配信されている、とても分かりやすくて人気の講義動画とリンクしているシリーズだからです。
\You Tubeチャンネルを見てみる/
こちらの「本田さん東大式FPチャンネル」はFPの解説をしているYou Tubeチャンネルのなかでは人気No.1です!ただの暗記ではなく「本質的に理解する」ことに強いこだわりを持って講義してくれるのでとってもわかりやすい!
例え話も多めで、はじめての人でもとっつきやすくて理解しやすいです。再生リストもかなり見やすく整理されているのもポイント!
独学の場合はYouTubeを上手に利用しましょう!
年子育児しながら2ヶ月でFP2級に一発合格した勉強方法
この章では、私が実際に学習したスケジュールや勉強方法についてお伝えしていきます。
私が勉強をスタートしたのは次男出産直後。新生児+長男(1歳2ヶ月)の育児の合間に毎日2時間くらい勉強していました。
小さいお子さんの育児と並行して勉強されるかたや、1日2時間くらいを目安にする人はご自分の生活に重ねてみてください!
実際の学習スケジュール
下記は実際の学習スケジュールの記録です。利用した教材は先程5章目「実際に使用したおすすめ教材はアガルートFP技能検定講座」でご紹介したアガルートのFP技能検定講座とTACの「あてる」予想模試。
基本テキスト&問題集「学科対策パーフェクト」
「①インプット→②アウトプット→③復習」を繰り返して全範囲を2周解く。
- 講義動画を見ながらテキストを読む(インプット)
- インプットした範囲の問題を解く(アウトプット)
- わからなかった論点はテキストに戻って確認する
- わからなかった問題を再度解く(復習)
- 2回目でもわからなかった問題は答えがわかるまで解く
実技試験対策問題集「実技対策パーフェクト」
上記と同じ「①インプット→②アウトプット→③復習」のセットで繰り返して全範囲を2周解く。
3級の過去問にチャレンジ
3級の過去問を模試の要領で時間を計測して解く。(2回分を1周ずつ解きました。)
一先ず3級の過去問で実力を確認。この時点で3級の問題なら充分合格点を取れることがわかりました。
間違えの多かった範囲を分析して、基本問題集「学科対策パーフェクト」に戻りSTEP1の手順で苦手な範囲を重点的に復習。
2級の過去問をひたすら解く
2級の過去問は4回分をそれぞれ2周ずつ解きました。
模試のように一気に解くことはせずにSTEP1で行ったように「1問解いて解答を確認→理解度が足りなければ更にテキストや動画でも確認→間違えた問題は理解度100%になるまで繰り返し解く」という流れで知識を定着させることを意識して進めました。
模試を行い、時間内に解けるかチェック
TACの「あてる」予想模試を使用して学科3回分、実技1回分の模試を行いました。
学科2回分と実技はそれぞれ2周ずつ解きました。(学科1回分は時間が足りなかった…!)
試験前日は出題される可能性の高い頻出問題と、自分が何度も間違えた苦手な問題を重点的に復習。
問題演習でやってよかったコツ3選
今回の受検勉強で意識して行った勉強方法やルールが3つあります。
- 曖昧な知識は必ずテキストに戻って確認する
- わからなかった問題はその日のうちに何度も復習する
- 周辺知識を自作の問題にする
曖昧な知識は必ずテキストに戻って確認する
「曖昧な知識」というのは、問題を解くときに選択肢がなぜ誤っているのか理由を答えられなかった問題や、答えられたけど自信が持てなかった論点のことです。
少しでも曖昧だと感じたら、少々面倒で時間もかかりますが問題集の解説を読むだけではなく必ずテキストに戻って確認します。
その問題を理解するというよりは、「その問題をきっかけに、その曖昧だった範囲をまるっと確認する」ということを意識しました。
この作業を行うことで、周辺知識を固めることができます。
点で覚えていた知識を線で繋げることを意識します!
わからなかった問題はその日のうちに何度も復習する
その日解いた問題で、わからなかったり知識が曖昧だったものは次に進む前に当日中、または遅くても翌日にわかるようになるまで解き直します。
\タップで画像を拡大できます/
2回目でも3回目でもわからなかった問題はわかるまでしつこく繰り返します。最初は10問中5問わからなかった…というところから、2回目は3問、3回目は1問、といった感じで0になったら今日の分終わりです。
紙の問題集を利用する人は付箋を使用するのがおすすめです。またはページの角を折っちゃってください。私はiPadを活用していたので「1✕」「2✕」「3✕」のスタンプを作って間違えたら貼り、検索機能を使ってこのスタンプの場所だけに飛べるようにしていました。
「復習が大事」というのはいろんな勉強方法に共通する絶対的なルールです。でも私は、ルールやスケジュールを細かく決めたり、アプリで復習のタイミングを管理したりといろいろ試しましたが結局うまく続かなかったりして計画倒れしてしまった経験が何度もあります。
計画を立てるときは張り切るんですけど、逆にそれが良くないんですよね…今回の間違えたところだけをその日のうちにしつこく復習する方法が今までのなかで一番しっくり来ました。
ちなみに、勉強の効率や方法について迷ったときに読んでみたこちらの本がとても参考になりました。勉強方法について書かれた本100冊のなかで、共通して重要だと語られたノウハウを項目ごとにランキング形式でまとめてくれています。
1位のノウハウが「繰り返し復習する」ことでした。100冊中51冊の本で繰り返し復習することが重要だと書かれていたそうです。
1位〜40位のランキングになっていて、それぞれの概要を解説してくれています。
ソースになっている情報がベストセラーになった本100冊なので説得力と信頼性がすごいです。
周辺知識を自作の問題にする
問題を解いていて、覚えておきたい周辺知識や暗記項目があったら問題文の下に自作の問題を作成し、解答欄に答えも書いておきます。
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こうして一度手を動かして書くと記憶に残りやすいです!自分で書き込む問題は、◯✕で答えられるものではなくてこの写真のように暗記項目を思い出す内容がおすすめです!
白紙の状態に簡単な表や計算式を書き出せるように暗記しましょう!
スキマ時間の活用法
子供2人の育児をしながらの勉強でしたが、なかなかゆっくりと勉強する時間を確保するのは難しかったです。
- 朝、家族が起きてくる前に1時間
- 子どもたちのお昼寝中に1時間〜2時間
- 主人の帰りが早かった日は夜に30分〜1時間
1日のうちこの3回チャンスがありましたがこれが最大値で、もちろん予定通りに進まない日もあります。平均して1日2時間前後の勉強でした。
iPadを活用した勉強スタイル
日中子供が起きている時間は、こっそり勉強していてもバレないタイミングで少しやってましたが、基本的に机に向かうと長男(1歳2ヶ月)に怒られるので抱っこしたままiPadで勉強するようになりました。
「ママが机に向かうとかまってもらえなくなる!」と覚えさせてしまったみたいで、椅子に座ると「ギャーー!」って泣きながら制止されるように…。
iPadに慣れると紙では再現できない快適さがあり、とてもはかどりました。特にタブで問題集やテキストを行き来できてテキスト内の検索もできるのが最高です!
聞き流し動画の活用
なかちさんという方がYouTubeで発信してくれていた聞き流し動画を常に聞いていました。このおかげで暗記がかなり楽になった印象です。
なかちさんの聞き流しシリーズは主に暗記する必要がある項目を問題として読み上げ、その数秒後に解答を読み上げて簡単に解説してくれる構成の動画になっています。
聞き流し系の動画は他もありますが、こちらをおすすめする理由はアウトプットできる形式であり、問題文と解答が短いからです。
問題「抵当権については甲区・乙区どちらに記載されている?」
↓
解答「乙区!」
このように反射で答えられるような問題と解答の構成になっています。洗濯物干しながら、ご飯つくりながら、常に聞きながら声に出して答えてました。
講義動画だとインプットしかできないし、普通の過去問を読み上げてくれるタイプは文章が長いので耳だけだとながらでやるのがきつい時も…。
そのため、短い問題文と解答のアウトプット動画が最適だと感じました!
なかちさんの動画は聞き流しシリーズの他にも、難しい論点や実技の問題を詳しく解説してくれているものもありました。説明や例えがわかりやすくて、こちらもかなり活用させていただきました!
「失敗したな」と思ったこと
アガルートの教材は3級と2級をどちらも目指せる内容になっているので、3級の過去問も用意されていました。
「3級の問題を余裕もって解けるようになってから2級に進もう!」
「せっかく買った教材、全部使わないともったいない!」
こんなことを考えて、3級の過去問もしっかり解いて復習して…と進めていたのですが、あとから考えると3級の問題を解いている時間があったら、さっさと2級に進んだほうが良かった思います。
しかも、スケジュールの立て方があまくて2級の過去問を全て解けなかった…!結果的に避けたいと思っていた「もったいない」ことをしてしまった。悔しい…!
無事合格点を取れたのでよかったですが、3級は程々に2級の問題をやり込んでいれば、もっと高得点を目指せたかも?たらればですが!
おまけ|受検当日思ったこと
受検当日に私が会場で感じたことや、貴重な時間を無駄にしないで過ごすためのポイントをいくつかお伝えしたいと思います。
- 紙の教材あったほうがいい
- 早く終わると途中退室できる
- 試験会場によるけど昼ごはんの準備
紙の教材
私は基本的にiPadに全ての教材を取り込み、勉強をしていたので直前期には模試以外の紙の教材を使用していませんでした。そのため、試験会場にもiPadだけ持っていったのですが少しもどかしい思いをしました。
試験開始15分前くらいになると、携帯電話やタブレットなどの電子端末は電源を切らなくてはいけません。「直前でもたついて迷惑をかけるとまずい…!」とも思うと20分前には電源をOFFに。
でもその間、紙の教材を持っている人たちは開始5分前まで確認作業を続けていました。
ほんの10分の違いですが、直前に入れた知識で1点変わるかもしれません。直前に確認する紙の教材やメモはあったほうが悔いが残らないです。
早く終わると途中退室できる
FP試験は、試験開始60分経過後〜終了10分前までの間なら途中退室可能です。試験時間は学科120分、実技90分です。
可能なら途中退室を目指したほうが良いです。なぜなら、試験会場の規模にもよりますが試験終了まで居るとほとんどの受験生が同時に教室から出るのでトイレやエレベーターが激混みします。
学科試験のあとはお昼休憩を挟んで実技試験になります。自分のペースでお昼休憩を過ごすためには途中退室が正解でした。
私は学科のみ試験終了20分前には見直しも終えられたので途中退室してゆっくり過ごせました!
お昼ごはんの準備
学科試験のあとはお昼休憩を挟んで実技試験です。できたらこのお昼休憩で実技試験に向けた復習をしたいですよね。そのためにはお昼ごはんの調達と勉強できる環境を迅速に確保する必要があります。
おすすめは、朝のうちにお昼ご飯や飲み物は買っておくか自宅から持ってきて試験会場からでないことです。
会場によるかもしれませんが私が受検した会場は、自分の席でお昼休憩を過ごすことができたので、外出よりもゆっくりできて時間効率も良いと感じました。
会場の規模や受験者数によりますが、周辺のカフェは混んでいて座れなかったりするので、もし試験会場の外でリフレッシュしたいなら席数の多いところをピックアップしておくなど事前準備が必要です。
貴重な昼休憩にご飯や席を調達できずに彷徨うのは絶対に避けたいです。
2級FP技能検定のよくある質問
FP技能検定の受検について、よくある質問をQ&A方式でまとめました。実際に私が疑問に思って調べた内容を主に記載しています!
過去の私と今の私が会話しているような感覚で質問と回答を書いたので、リアルだと思います!
勉強時間や学習期間はどのくらい?
3級取得直後に2級に挑戦する人は2級の学習にシフトしてから50時間〜100時間くらいで足りると思います。
いきなり2級から受検する人は150時間〜300時間が目安と言われていますが、事前知識の量で必要な時間数は変わります。事前知識が一切ない人は念のため300時間。ですが社会人の場合は日常生活が事前知識になり得る場合があります。
試験範囲の詳細を確認して時間からどれだけ短縮できそうか確認しましょう。
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3級学科試験出題範囲
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2級学科試験出題範囲
上記画像のピンクの枠内が2級追加範囲です。2級になると個人だけではなく法人に関する知識が追加になります。
一例として、宅建試験で不動産分野と相続について事前知識にあった私は120時間ほどで足りました。
FP2級と宅建が被ってる範囲ってどのくらい?
宅建と被っている範囲は「不動産分野」のほぼ全部と「相続・事業承継分野」3分の1くらいです。
被っている範囲に関しては宅建よりもかなり難易度が低かったので、宅建取得済みのひとは簡単に復習するくらいで大丈夫だと思います。
合格点は何点?どのくらいを目指して勉強するといいの?
学科は60問出題(60点満点)、1問につき1点で36点以上で合格です。
実技は40問出題(100点満点)、配点は問題によってばらつきがあり、60点以上で合格です。
本試験では、自宅で行う模試よりも問題を解くのに時間がかかったり、ケアレスミスをする確率も上がります。
模試で学科40点以上実技70点以上を安定して取れるようになると自信を持って本試験に挑めるようになりますよ!
学科と実技って何が違うの?
出題形式の違いは学科が四肢択一のマークシート方式です。実技試験は記述式になるので、解答欄に直接答えを書き込みます。
学科試験は基本的に知識を問われる問題。実技試験は実際の事例を元にした読み取り問題が多いです。
実技試験は、学科で覚えた知識を実際に実務で使うとしたらどう発揮するか?覚えただけではなく、使える知識になっているか?といった視点の問題です。
具体的に知りたい人は、実際の問題をみるのが早いです!こちらから確認できます!
学科か実技、どちらかだけ落ちたらどうなる?
2級FP技能士の資格は、学科と実技両方に合格しなければ取得できません。片方だけ受かった場合は「一部合格」という扱いになり、次回の試験では合格したほうの受検を免除することができます。
一部合格の有効期限は、一部合格となった試験の翌々年度末までです。
実技試験の配点ってどうなってるの?
実技試験の配点は、正式には公開されていません。しかしざっくりと答えを記述するタイプの問題は4点、選択問題などは各1点になるようです。
これについてはわかりにくかったので、アガルートの先生に質問して教えてもらいました。
本試験で解く順番やコツはある?
2級FP技能検定に関しては、特に順番にこだわる必要はないと感じました。強いて言うなら、学科試験は得意な順番に解くと少し気が楽です。
私はライフ→リスク→不動産→相続→金融→タックスの順に解きました。
使えない電卓があるって聞いた、おすすめの電卓はある?
計算機は、あまり高性能なものは使用できません。今ある計算機が使えるか確認したい場合は、実施団体のHPや受験票に使用できる計算機とできない計算機の詳細が記載されているので確認しましょう。
不安な人は、Amazonなどのネットショッピングサイトで「FP試験対応」と記載されている電卓だと安心です。(それでも念のためHPか受験票の確認はしてください。)
私が利用したのはこちらの電卓です。FP試験の計算問題では、桁が大きくなることも多いので瞬時に単位を読み取れるものにしてみました。
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億千万と漢字で表示できたり、万や千のボタンを押すことで桁の大きな数字でも打ち込みが早いです。消費税を2つ登録できるのも実務で便利!
まとめ
今回は私が2級FP技能検定を受検した体験談に沿って、おすすめの勉強方法や教材についてご紹介させていただきました。
おすすめの教材は実際に使用したアガルートのFP技能検定講座です。「3級と2級両方の合格を目指したい」「なるべく安い経費で効率的に合格したい」と考えている人には特におすすめです!
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学習をはじめてからは「しつこく復習する」ことを意識して、スキマ時間は聞き流し動画を活用すると学習効率が良かったです!
iPadを活用すると、テキスト・問題・解説など複数の教材を行き来しながら学習できます。わからないことがあったときに、すぐテキストを確認できる環境にしておかないと、曖昧な部分を放置してしまい不完全な覚え方しかできません。
FPは幅広い業種で役立つ知識が多い資格です!私生活でも自分の生活(お財布)に関係してくる知識を学べるのでメリット多すぎ!
この記事が少しでも役に立てば幸いです!最後まで読んでいただき、ありがとうございました!