【宅建勉強法】宅建業者の欠格事由の覚え方!究極の暗記法を解説!表の無料DLあり!

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宅建業者の欠格事由がごちゃごちゃ…
いつも引っ掛け問題で間違える…
なんとなく解けるけど、知識が定着してる手応えがない…

宅建業者の欠格事由に関する問題は、苦手意識を感じたり「なんとなく解けるけど、自信はない…」という状態の人が多いと思います。

そうなってしまう原因は、欠格事由は似たような項目が多かったり、細かくてややこしい引っ掛け問題が多く出題されるからです。

私は、欠格事由の表を丸暗記することで知識を理解・整理してどんな細かい問題が出題されても対応できるようになりました。

「何だ丸暗記か…」と思われるかもしれませんが、欠格事由に関しては理解したあとに暗記するしか対策はありません。

この記事では、私が何度も試行錯誤した結果一番効果を得られた欠格事由の暗記法をご紹介しています。この記事を読めば、欠格事由の暗記を楽に進められるようになり合格に1歩近づきます!

記事の終わりでは、暗記に使える表やツールを無料ダウンロードできます。ぜひ活用してください!

この記事の結論
  • 暗記項目を細分化して覚える
  • 白紙再現法がおすすめ!
\簡単1分で完了/

賃貸仲介営業歴10年
大手不動産会社で社内営業成績1位を3年継続
学力皆無、地元でドベの高校卒
宅建試験4度の不合格を経て5度目の受験で合格
宅建試験1ヶ月前に第一子を出産

資格
宅地建物取引士|賃貸不動産経営管理士|2級ファイナンシャル・プランニング技能士

不動産仲介営業歴10年の支店長
親が地主、オーナー会社共同経営

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宅建業者
欠格事由の覚え方

まず、暗記の必要がある欠格事由の項目は全部で14項目です。この中で、さらに細かい知識も補完していく必要がありますが、一先ずこの14項目を覚える方法をご紹介します。

\14項目を細分化して覚える!/

宅建業者
欠格事由
宅建士
登録基準
【本人】に問題ある場合①
破産者で復権を得ない者(復権を得たらすぐOK)
心身の故障がある一定の者
宅建業に関し不正または不誠実な行為をするおそれ
【本人】に問題ある場合②
悪いやつ5年シリーズ
免許申請前5年以内に、宅建業に関し不正または著しく不当な行為
どんな犯罪でも禁錮以上の刑(刑の終了から5年は不可)
一定の犯罪により罰金刑(刑の終了から5年は不可)
暴力団員または暴力団員でなくなった日から5年経過してない
 【本人】に問題ある場合③
取り消し・聴聞5年シリーズ
以下で、免許を取り消された者(取消日から5年間は不可)
不正な手段で免許を受けた
業務停止で情状が特に重い
業務停止処分に違反
⑦の聴聞の公示後、相当の理由なく廃業の届出をした者(届出日から5年は不可)
⑦⑧の法人で、聴聞の公示前60日以内に役員であった者 ※政令使用人はセーフ
(取消日または届出日から5年は不可)
【本人以外】に問題ある場合
営業に関し能力を有しない未成年で、法定代理人が①〜⑨
(未成年後見人が法人のときは役員)
役員(非常勤含む)・政令使用人(支店長)が①〜⑨
その他の場合
支配するものが暴力団員
免許申請の重要事項に虚偽の記載や重要な事実の記載漏れ
事務所ごとの専任の宅建士を欠くもの
※◯のものは宅建士の登録基準でも同じ内容が宅建士登録不可です。

①〜③ 単純に本人に問題がある場合
④〜⑥ 悪いやつ5年シリーズ
⑦〜⑨ 取り消し・聴聞5年シリーズ
⑩〜⑪ 本人以外に問題がある場合
⑫〜⑭ その他

このようになるべく細かく分けると暗記しやすいです。全部で14項目と思うと絶望的なボリュームに感じますが、2〜3項目が5セットだと知識の整理もできて暗記も楽になりますよ!

注意ポイント①
犯罪の種類

禁錮、懲役、死刑の3つ(禁錮以上の刑)は
どんな犯罪でも5年間免許不可

宅建業法、背任罪、その他暴力的犯罪は
罰金刑でも5年間免許不可

注意ポイント②
執行猶予

執行猶予期間満了すると免許OK

刑の執行が終わった日から5年経過すると免許OK

注意ポイント③
政令使用人

の場合政令使用人セーフ

の場合政令使用人アウト

なぜなら、⑨は会社の方針で免許取り消しになるので役員に責任はあるが政令使用人(支店長)の責任は少ないと言えます。
⑪の場合は、政令使用人個人の属性や過去の罪が原因なので本人がアウト。

ゆり

政令使用人がいまいちしっくりこない人は、自分の会社や他の大手企業などに置き換えてみるとわかります。

役員は取締役やCEO、各部門の責任者など、例えば本社が東京にある会社なら地方の一般社員は会う機会もない雲の上の存在。

一方政令使用人は支店長なので、例えば札幌支店の店長とか新宿支店の店長とかそんな感じ。

現場の責任者として問題のある人は置けないということで個人の犯罪歴や破産の有無などに縛りはありますが、あくまで経営方針には口出しできないサラリーマンです。

【覚え歌】で暗記の労力を削減!

※執行猶予がついた場合、執行猶予中は免許不可。
執行猶予期間が終われば直ちに免許を受けることができる。

前章の表の中でも、⑤の「どんな犯罪でも禁錮以上の刑」と「一定の犯罪により罰金刑」この2つはとても混同しやすいので、本試験でも毎年引っ掛けポイントとしてよく出題されます。

一定の犯罪
宅建業法違反、暴力団防止法、傷害罪、傷害現場助勢罪、暴行罪、暴力行為処罰法、凶器準備集合結集罪、脅迫罪、背任罪

宅建業に直接関わりのある宅建業法違反と暴力的な犯罪や背任罪(詐欺など)は特別一段階厳しい処置になっています。

例えば、道路交通法違反や窃盗罪などで判決が軽い場合は罰金刑になる可能性があります。その場合は上記「一定の犯罪」に含まれないので宅建免許に影響はありません。

ゆり

欠格事由の犯罪の種類については混同しやすいですが、YouTubeで有名な宅建講師棚田先生の覚え歌で簡単に覚えることができます!

解説動画
リピート用

カルメン前奏曲

緊張しすぎて、宅配業者ぶん殴って罰金 5年

業法、暴対、傷害、暴行、凶器、脅迫、背任

引用元:棚田行政書士の不動産大学

禁錮 懲役 死刑  宅建業 背任罪  暴力的犯罪
  すぎて   業者 ぶん殴って罰金 5年

業法 暴対 傷害    
宅建業法違反、暴対法、傷害罪、傷害現場助勢罪

暴行 凶器         脅迫   背任
暴行罪、暴力行為処罰法、凶器準備集合結集罪、脅迫罪、背任

欠格事由すべてをカバーできるわけではありませんが、一番暗記容量の多い部分を歌で覚えられるので、かなり脳の負担が少なくなります!

一緒に覚えたい周辺知識
宅建士の登録基準

宅建業者の欠格事由とリンクしている周辺知識として、「宅建士の登録基準」があります。被っている部分が多いので、混同しないように気をつけて一緒に覚えると暗記の省エネになります!

1章目で解説した「欠格事由」は宅建業者が免許を保持して営業するためにクリアしなくてはいけない最低条件。

「宅建士の登録基準」は、宅建士個人が宅建士として仕事をするための宅建士登録の条件です。

宅建士
登録基準
業者
欠格事由
【本人】に問題ある場合①
破産者で復権を得ない者(復権を得たらすぐOK)
心身の故障がある一定の者
営業に関し成年者と同一の行為能力を有しない未成年者
【本人】に問題ある場合②
悪いやつ5年シリーズ
どんな犯罪でも禁錮以上の刑(刑の終了から5年は不可)
一定の犯罪により罰金刑(刑の終了から5年は不可)
暴力団員または暴力団員でなくなった日から5年経過してない
 【本人】に問題ある場合③
取り消し・聴聞5年シリーズ
以下で、免許を取り消されたもの(取消日から5年間は不可)
不正な手段で免許を受けた イ 業務停止で情状が特に重い ウ 業務停止処分に違反
⑥の聴聞の公示後、相当の理由なく廃業の届出をしたもの(届出日から5年は不可)
⑥⑦の法人で、聴聞の公示前60日以内に役員であったもの ※政令使用人はセーフ
(取消日または届出日から5年は不可)
登録消除・事務禁止
以下で、登録消除処分を受けたもの(処分の日から5年は不可)
不正の手段登録を受けた
不正の手段宅建士証の交付を受けた
事務禁止処分で情状が特に重い 
事務禁止処分に違反
⑨により、登録の消除処分の聴聞の期日および場所が公示されたあと、相当の理由なく、自ら登録の消除を申請したもので、消除された日から5年を経過していないもの
事務禁止処分を受け、その禁止期間中に本人からの申請により登録が消除され、事務禁止期間がまだ満了していないもの
※◯のものは宅建業者の欠格事由と同じ内容です。

宅建業者の欠格事由に③と⑨〜⑪が追加になります。殆ど同じなので、一緒に覚えてしまうと暗記の省エネになりますよ!

宅建業者の欠格事由でも出てきた⑥と、宅建士の登録基準で追加の⑨はほぼ同じです。

注意ポイント①
未成年

【宅建業者の欠格事由】
成年者と同一の行為能力を有しない未成年者は法定代理人が基準

【宅建士の登録基準】
成年者と同一の行為能力を有しない未成年者は登録不可(法定代理人は関係ない


どちらの場合も成年者と同一の行為能力を有する未成年者は本人が基準

ゆり

宅建業者としては、親が責任持つなら未成年でも働いてOK。宅建士としては、親が見てようが未成年なら不可です。

究極のアウトプット法
白紙再現がおすすめ!

残念ながら、宅建業者の欠格事由の範囲は表のすべてを覚えるために有効な暗記語呂合わせや覚え歌がありません。

ですが、表の暗記をするとしないとでは問題を解く際の安定感がまるで違います。

おすすめの暗記法は「白紙再現法」です。これはかなりの力技ですが、一番効果があるので私は宅建試験の色んな範囲で活用していました。

ゆり

力技なので正直しんどいですが、確実に暗記できるし成果もわかりやすいです!私はこの方法で色んな範囲を乗り切りました。

白紙再現法のやり方

  • 暗記項目を覚える(インプット)
  • 白紙の紙に書く(アウトプット)

白紙再現法は①と②をひたすら繰り返すだけのとても単純な暗記法です。インプットしたことを書けなかったら覚えていない証拠、「覚えたつもりになっている」だけです。

この「覚えたつもり」「できたつもり」の積み重ねが点数に現れます。1つ1つを完璧にして「つもり」を減らし、小さな完璧を積み重ねることが一番大切です。

学生の頃、英単語や漢字を覚えるためには「とにかくノートに繰り返し書く」ことが主な勉強法だったはず。繰り返し「思い出して書く」という作業が記憶の定着には最も効果的なんです。

1からアウトプットできるようになればいいので紙とペンでもOK、スマホやPCに打ち込みでもOKです!

何も見ないで白紙に完璧にアウトプットできるようになるまで繰り返します。一度できてもすぐに忘れるので、定期的にインプット→アウトプットを繰り返します。

日々の学習は問題演習が中心になると思いますが、その前に暗記作業を行うのが一番効果的。

暗記した知識を使って問題を解くことで、さらにアウトプットを強化できるからです。その他、日常のスキマ時間を活用しましょう。

ゆり

スキマ時間にスマホのメモアプリにアウトプットするだけでもOK!ところどころ予測変換で出るようになっちゃいますが、やらないより100倍マシです!

おすすめの勉強ルーティーン

  • インプット(講義動画やテキスト)
  • 表や重要ポイントの暗記
  • アウトプット(白紙再現法、セルフティーチング)
  • アウトプット(問題演習)
  • 答え合わせや復習
あわせて読みたい

暗記以外の勉強法や、勉強の手順についてはこちらの記事で詳しく解説しています。参考にしてください!

白紙再現法を行うにあたって、最初から白紙がしんどいな…と思う人は、まずは一部を隠した表で穴埋めから始めるのもありですよ!

ゆり

1章でご紹介した欠格事由の表を無料でダウンロードできるので活用してください!

完全な白紙バージョンと穴埋めバージョン、全て記載されたバージョンの3パターンご用意しました。

印刷して直接書き込むのもありですし、見ながらノートに書くでもやりやすい方法で大丈夫です。ただ紙に書きなぐるだけでも白紙再現できれば効果はあります。

表のダウンロード

こちらのリンクからPDFファイルと画像ファイル、好きな方選んでダウンロードできます!ぜひご活用ください!

まとめ
欠格事由の覚え方は細分化して白紙再現!

宅建業者の欠格事由は一部、棚田先生の覚え歌で対処可能ですが、基本的には丸暗記で頑張るしかありません。

丸暗記を否定する意見もありますが、理解したことを暗記するのも暗記のうちなので、結局勉強とは「覚える」ことなので暗記です。

暗記をコスパよく行うためには、情報を細分化することと、何度も反復することが大切です。宅建業者の欠格事由全14項目は5つの種類に細分化できます。

白紙再現は最も効果のある暗記法です。インプットするだけでは「理解したつもり」「覚えたつもり」になるだけです。100%覚えていなければ白紙再現はできません。

徹底的にアウトプットして「つもり」を排除しましょう!

ゆり

脳がちぎれるまで必死に暗記すると必ず成果が現れます!暗記から逃げないで!頑張りましょう!

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